TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 本日の投信設定が作用し後場寄りは跳ね上げたが、終盤鈍化
速報・市況2023年1月25日

☆[概況/大引け] 本日の投信設定が作用し後場寄りは跳ね上げたが、終盤鈍化

大引けの日経平均は95円高の2万7,395円、TOPIXは7ポイント高の1,980ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,146、下落銘柄数は604。出来高は9億9,044万株、売買代金は2兆5,255億円。
日本電産が通期の営業利益予想を増益予想から減益予想に下方修正し、ディスコは第3四半期の実績と第4四半期の予想がアナリスト予想を下回ったことで下落した。
そのため、本格化してくる決算発表への懸念が募り、日経平均も反落して始まったが寄り付きの123円安(2万7,175円)が本日の安値となり、その後はもみ合いとなった。
日経平均は2日連続で寄り付きが安値となったため、売り方が買い戻しに動いたという見方や、本日は野村アセットマネジメントの「リオープン・ジャパン2301」の設定日に当たるため、当該投信から買いが入ったという見方もあり、後場は上げ幅を拡大し、一時174円高(2万7,473円)となった。
ただし、大引けにかけては上げ幅を縮めた。
前日売られた鉄鋼株と海運株が巻き返し、少子化対策関連のテノがストップ高。
大日本印刷(7912)は、英フィナンシャル・タイムズ紙がアクティビスト(物言う株主)として知られる米ファンドのエリオット・マネジメントが、大日本印刷の第3位の外部株主になったと報じたため、急騰した。
スズキはインド子会社の決算が好感された。
一方、昨日買われた商社株は一服となり、銀行株も足踏みとなった。

業種別上昇率上位は鉄鋼、海運、電力ガス、その他製品、繊維で、下落は卸売と銀行。(W)

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