TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 東京都が飲食店への時短要請見送りで日経平均は下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高に。ソフトバンクとNTT、第一三共や伊藤忠がTOPIXに寄与
速報・市況2020年11月19日

☆[概況/大引け] 東京都が飲食店への時短要請見送りで日経平均は下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高に。ソフトバンクとNTT、第一三共や伊藤忠がTOPIXに寄与

大引けの日経平均は25,634.34円の93.80円安、TOPIXは1,726.41ポイントの5.76ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は827、値下がり銘柄数は1,238。出来高は13億6,824万株、売買代金は2兆8,636億円。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、NY市の公立学校の閉鎖が発表されたことや、日本も感染拡大が加速していることが警戒され、日経平均は続落となった。
だが、東京都の新規感染は534人となったものの、都では飲食店への時短要請を見送るとしたため、日経平均は下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高に浮上した。ソフトバンクとNTTが上昇し、第一三共や伊藤忠の値上がりもTOPIXに寄与した。

米半導体大手のエヌビディアが第4四半期のデータセンター向け半導体については若干の減収になるという見通しを述べたため、時間外取引で下落し、東京市場でもアドバンテストや東京エレクトロンといった半導体製造装置メーカーが売られた。
NTTドコモの代わりに日経平均に補充されるシャープは高いが、採用予想が外れたロームやアンリツやアイシン精機は安い。
なお、村田製作所(6981)も日経平均に採用されなかったことで朝方売られたが、自動車向け積層セラミックコンデンサーの小型・大容量化の加速に伴い、収益性が向上すると期待されているため、売り一巡後に下げ幅を縮め、前日比変わらずの水準も戻した。

一方、巣ごもり関連の任天堂とWeb会議システムのブイキューブは上昇した。
ジェイテックは放射光施設向け高精度X線ミラーを評価したSBI証券が、新規に「買い」と発表し急騰した。
日本金属は欧州医療機器規則で発がん性物質のコバルト規制に対応した注射針向けステンレス鋼を11月30日に出荷開始予定と発表したためワクチン向けの需要増加期待から値を飛ばした。
業種別下落率上位は鉄鋼、非鉄、鉱業、証券、水産農林で、上昇率上位はその他製品、陸運、卸売、建設、機械。

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