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速報・市況2023年3月27日

☆[概況/大引け] 様子見姿勢が強かったが権利取りで小じっかり

大引けの日経平均は91円高の2万7,476円、TOPIXは6ポイント高の1,961ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,239、下落銘柄数は515。出来高は9億6,649万株、売買代金は2兆2,884億円。
欧州の金融株が下げ止まるかが警戒され、様子見姿勢が強かったが、株主還元や配当取り、配当金の再投資への期待で小じっかりとなった。
JR各社を始めとした電鉄株が株主優待の権利取りで高く、三井物産などの商社は追加還元期待が意識されている。
岡三証券(8609)は中期経営計画期間中にPBR1倍を超えるまで、年間10億円以上の自社株買いを実施すると発表したことでストップ高となった。
一方、先週末の米国でエヌビディアとAMDが反落した影響で、東京エレクトロンやHOYAなどの半導体関連は反落した。
海外の金融不安を受けて、横浜銀行の親会社のコンコルディアや三井住友が下落した。
28日から29日に米国議会で、中堅銀行の経営破綻に関する公聴会が開かれる予定で、FRBの金融監督責任や金融規制強化、預金保険料率引き上げ問題が見守られている。

業種別上昇率上位は陸運、卸売、不動産、ゴム、空運で、下落率上位は銀行、鉱業、電機、電力ガス、金属。(W)

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