TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 権利付き最終日で堅調。日経500は最高値を更新。アズビルは野村証券による目標株価引き上げを好感
速報・市況2020年9月28日

☆[概況/大引け] 権利付き最終日で堅調。日経500は最高値を更新。アズビルは野村証券による目標株価引き上げを好感

大引けの日経平均は23,511.62円の307.00円高、TOPIXは1,661.93ポイントの27.70ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,892、値下がり銘柄数は251。出来高は14億6,267万株、売買代金は2兆7,082億円。
9月末の権利付き最終売買日で堅調となった。
日経500は2,430.70円(40.66円高)となり、バブル期の1989年末に付けた最高値の2,406.47円を上回った。任天堂やキーエンス、SMC、村田製作所や日本電産、ニトリといった日経平均には採用されていない高収益銘柄が日経500では構成銘柄となっていることが強さの要因となっている。
ソフトバンクグループが買われ、トヨタや日立、日本製鉄、三井不動産といったコア銘柄が高い。
その他、HISは赤字見通しを発表したが、織り込み済という見方から切り返した。
また、インバウンドの回復が見込まれない中で敬遠されてきた三越伊勢丹やJフロントリテイリング、松屋といった百貨店株も反発した。
アズビル(6845)は野村証券が目標株価を3,780円→4,040円に引き上げたことで買われた。
新型コロナを受けてビル等での空調に対して、空気質や換気などへの注目が高まりつつある。中大型規模のビルでは換気設備をすでに備えている場合が多く、設備の入れ替えなどで能力を上げるよりも、こまめな制御で換気を行うことが現実的なため、空調機器の入れ替え工事よりも、制御によって細やかな換気や空調機器の操作を行う形がメインになると予想している。
半面、ふるさと納税関連のチェンジは利益確保の売りに押されストップ安となった。
ANAは2000億円規模の公募増資を検討と報じられたことで安い。
業種別上昇率上位は紙パルプ、鉄鋼、不動産、水産農林、証券で、下落は空運と海運。

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