TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米中間選挙で共和党が多数になると企業や富裕層への増税阻止の見方で米国株が買われ、日本株も広範囲に上昇
速報・市況2022年11月8日

☆[概況/大引け] 米中間選挙で共和党が多数になると企業や富裕層への増税阻止の見方で米国株が買われ、日本株も広範囲に上昇

大引けの日経平均は344円高の2万7,872円、TOPIXは23ポイント高の1,957ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,431、下落銘柄数は355。出来高は13億4,469万株、売買代金は3兆3,237億円。
米国中間選挙で共和党が多数となると、バイデン大統領が掲げる企業や富裕層への増税法案の成立が難しくなるという見方から米国株が買われ、日本株も広範囲に上昇した。
日経平均は続伸となったが、2万8,000円の近くでは上値がつかえた。
レーザーテックやソフトバンクグループ、川崎汽船が買われ、大阪チタニウムと東邦チタニウムも高い。
ヤマハ発動機は好決算で急騰し、三井化学(4183)は業績上方修正と自社株買いの発表が好感された。
ペット保険のアイペットHDは第一生命HDが公開買付(TOB)を発表したが、第一生命も当面の投資案件はほぼ出尽くしたため、5月に発表した後、全く実施していなかった自社株買いの実行が期待され買われた。
決算発表を控えた、三井不動産や三菱地所といった不動産株に先回り買いが入った。
一方、レノバは7~9月期が減益だったため急落し、三菱商事は業績予想を上方修正したが、アナリスト予想に届かず下落した。

業種別上昇率上位は海運、鉱業、保険、不動産、化学で、下落は空運、ノンバンク、陸運。(W)

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