TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米国立アレルギー感染症研究所長が、コロナワクチン緊急使用許可に警鐘を鳴らしたため、上げ幅鈍化。空運と銀行は高く、巣ごもり関連は下落
速報・市況2020年8月25日

☆[概況/大引け] 米国立アレルギー感染症研究所長が、コロナワクチン緊急使用許可に警鐘を鳴らしたため、上げ幅鈍化。空運と銀行は高く、巣ごもり関連は下落

大引けの日経平均は23,296.77円の311.26円高、TOPIXは1,625.23ポイントの18.10ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,643、値下がり銘柄数は467。出来高は12億989万株、売買代金は2兆1,242億円。
新型コロナの治療法やワクチンへの期待で前日のNYダウが買われ、東京タイムの時間外取引でもNYダウ先物が買われたため、日経平均は上げ幅を拡大した。
しかし、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、コロナワクチン緊急使用許可に警鐘を鳴らしたため、日経平均の上げ幅は鈍化し、終値では2月のコロナショック直前の23,386円を突破することができず、ドル建て日経平均は220ドルを超えられなかった。
デルタ航空が冬季から一部国際線の運航再開を計画と報じられたことで、昨日の米国では航空会社が軒並み高となったため、東京市場でもANAや日本航空、航空機向け炭素繊維の東レが高く、JR東海やオリエンタルランド、ぐるなび(2440)も買われた。
また、経済活動正常化期待でメガバンクが高く、ホンダやいすゞなどの自動車株と電子部品のアルプスアルパインも上昇した。
一方、巣ごもり関連は利食い売りに押され、任天堂やオイシックス・ラ・大地が売られ、除菌関連の大幸薬品も下落した。
業種別上昇率上位は空運、繊維、銀行、不動産、鉄鋼で、下落は精密、その他製品、医薬品。

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