TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米求人件数減少でFRBの利上げペース鈍化期待から高寄りしたが、その後は上げ幅を縮めた
速報・市況2022年10月5日

☆[概況/大引け] 米求人件数減少でFRBの利上げペース鈍化期待から高寄りしたが、その後は上げ幅を縮めた

大引けの日経平均は128円高の2万7,120円、TOPIXは6ポイント高の1,912ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は898、下落銘柄数は849。出来高は11億8,570万株、売買代金は2兆8,269億円。
米国で8月の求人件数が前月比10%減となったため、賃上げやインフレ圧力が後退し、FRBによる大幅利上げペースが鈍化すると期待され、米国株が大幅続伸となった。
日経平均は高寄りしたが、FRBはインフレ昂進に対して出遅れたため、景気減速データが増えても利上げの旗を簡単には降ろさないという見方もあり、上げ幅を縮めた。
ソフトバンクグループとキーエンスや信越化学、HOYAが買われ、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が4日に、航空会社ではパイロットと予備部品の不足だけでなく、ジェット機も不足し始めていると報じたため、航空機向けに化粧室と厨房設備を製造しているジャムコや金属チタンを手掛けている大阪チタニウムが物色された。
「かつや」を運営しているアークランズは村上世彰氏が関わる投資会社のシティインデックスイレブンスによる株式保有が判明し急騰した。
ラクーンHDはSBI証券が新規に「買い」と発表したことで買われた。
一方、エスプール(2471)は大幅安。障害者雇用支援の収益は安定的に拡大しているが、コールセンター業務はスポット案件が縮小したため、通期の営業利益予想の未達が警戒された。

業種別上昇率上位は精密、繊維、非鉄、保険、機械で、下落率上位は建設、紙パルプ、食品、陸運、その他製品。(W)

関連記事