TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米金融不安後退で銀行株高。株主還元の観点でコスモエネルギーと味の素が高い。一方、グロース株が売られ、日経平均は伸び悩み
速報・市況2023年3月28日

☆[概況/大引け] 米金融不安後退で銀行株高。株主還元の観点でコスモエネルギーと味の素が高い。一方、グロース株が売られ、日経平均は伸び悩み

大引けの日経平均は41円高の2万7,518円、TOPIXは4ポイント高の1,966ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は684、下落銘柄数は1,046。出来高は10億5,418万株、売買代金は2兆3,613億円。
経営破綻したシリコンバレー銀行を、地銀のファースト・シチズンズが買収することで合意したため、金融不安が後退し、東京市場でも銀行株が買われた。
第一生命は菊田次期社長が3年で時価総額を2.5倍となる6兆円に高めたいと述べたことで注目された。
NY原油先物高を受けて、コスモエネルギーが高いが、23日に発表した中期経営計画により、株主還元が石油セクターでトップとなったことが好感されている。
味の素(2802)はキャッシュ創出力が高まったことで、株主還元の恒常的な増加が期待できるという見方から高値更新となった。
一方、グロース株が売られた影響で日経平均は伸び悩んだ。レーザーテックが売られ、メルカリは米国で流通取引総額に改善の兆しが見えないことで軟調だった。ラクスルやギフティが下落。

業種別上昇率上位は銀行、鉱業、石油、非鉄、保険で、下落率上位は紙パルプ、サービス、陸運、不動産、情報通信。(W)

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