TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米11月ISM製造業50割れと円高進行で下落。米ブラックストーンが不動産ファンド解約を一部制限で不動産株が安い
速報・市況2022年12月2日

☆[概況/大引け] 米11月ISM製造業50割れと円高進行で下落。米ブラックストーンが不動産ファンド解約を一部制限で不動産株が安い

大引けの日経平均は448円安の2万7,777円、TOPIXは32ポイント安の1,953ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は167、下落銘柄数は1.637。出来高は13億3,329万株、売買代金は3兆1,716億円。
米国11月ISM製造業景況指数は49.0と、2020年5月以来で初めて拡大・縮小の分岐点となる50を割り込み、企業活動の縮小を示した。
インフレ昂進が沈静化せず、金融引き締めが長期化すれば米国の景気後退が強まり、グローバル不況を招くという懸念から日本株は広範囲に下落した。
米国で金利が低下しドルが売られたため、東京タイムでは1ドル=134円台に接近する円高となり、自動車株が軟調だった。越境EC関連のBEENOSも円高で海外からの利用者が減ると警戒され下落した。
米ブラックストーンが不動産ファンド解約を一部制限した。急な資金の引き揚げが、保有資産の投げ売りを招かないようにするための措置だという。
低金利下で投資マネーが殺到していた不動産投資は転機を迎えていると警戒され、三井不動産(8801)を始めとした不動産各社が敬遠された。
一方、レーザーテックは2つの新製品発表が支えとなった。
メルカリはUBS証券が新規「Buy」と評価し続伸した。

業種別下落率上位は医薬品、不動産、卸売、精密、繊維で、上昇業種はなし。(W)

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