TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 終盤は戻した。米港湾サイバー対策関連の三井E&Sは売買代金トップ。ツムラは薬価引き上げでストップ高。レーザーテックは格下げで安い
速報・市況2024年3月6日

☆[概況/大引け] 終盤は戻した。米港湾サイバー対策関連の三井E&Sは売買代金トップ。ツムラは薬価引き上げでストップ高。レーザーテックは格下げで安い

大引けの日経平均は6円安の4万90円、TOPIXは10ポイント高の2,730ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,200、下落銘柄数は402。出来高は18億3,441万株、売買代金は5兆1,232億円。
米国株続落を受けて日経平均は安寄りしたが、その後は下げ幅を縮め、終盤は小幅高になった場面もあった。
バイデン政権の港湾サイバー対策強化で、米国子会社が協力企業に選定された三井E&S(7003)は連日の高騰となり、本日は売買代金がトップとなった。
米国の港湾でコンテナの積み降ろしに使われるクレーンの8割近くは中国製で、遠隔操作で乗っ取られるリスクを米国政府が懸念している。
そのため、バイデン政権はクレーンの米国内での製造で、三井E&Sの米国子会社を協力企業に選定した。
調剤薬局のアインHDは香港の物言う株主のオアシスマネジメントが9.6%を保有したことが判明しストップ高となった。
ツムラ(4540)は薬価改定で24%引き上げとなりストップ高。
GSユアサはBofA証券が車載用リチウムイオン電池事業は投資回収期へ移行と判断し、目標株価を引き上げた。
その他、不動産株が堅調だった。
一方、レーザーテックはモルガン・スタンレーが投資判断を下げた。
中国でiPhone販売不振を受けTDKなど電子部品が安い。

業種別上昇率上位は鉱業、繊維、電力ガス、不動産、紙パルプで、下落率上位は海運、精密、電機、サービス、空運。(W)

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