TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 2万8,000円割れ。東京エレクとソフトバンクGが押し下げた。トレンドマイクロとLITALICOは急騰
速報・市況2022年8月9日

☆[概況/大引け] 2万8,000円割れ。東京エレクとソフトバンクGが押し下げた。トレンドマイクロとLITALICOは急騰

大引けの日経平均は249円安の2万7,999円、TOPIXは14ポイント安の1,937ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は582、下落銘柄数は1,198。出来高は11億2,524万株、売買代金は2兆8,774億円。
日経平均は2万8,000円割れ。東京エレクトロンが日経平均を144円押し下げ、ソフトバンクグループは84円のマイナス寄与。
東京エレクトロンは第1四半期の減益決算に加えて、2022年の半導体前工程製造装置市場の前提を前年比20%増から5~15%増のレンジに下方修正したことが警戒された。
アドバンテストも売られたが、パソコンとスマホの需要減も市場前提を下方修正の一因だったため、画像センサーのソニーグループも安い。
ソフトバンクグループは巨額赤字決算で売られ、今回設定した自社株取得枠も金額の上限が4,000億円と、昨年11月に設定した時の上限1兆円に比べて少額だったこともマイナス視された。
メルカリは赤字決算を嫌気。
一方、トレンドマイクロ(4704)はバリューアクト・キャピタルの保有判明で急騰した。保有した理由として、トレンドマイクロはクラウド・ベースのサイバーセキュリティ・プラットフォームへと変革しているところで、近年開始したSaaS製品による成長の加速は始まったばかりと説明している。
障害者雇用支援のLITALICOは野村証券がレーティングを引き上げ、ストップ高となった。プラットフォーム事業を4月に値上げしたが、解約は3月までに概ね完了し、その後は契約事業所数が増えていることに注目している。

業種別下落率上位は情報通信、電機、銀行、ゴム、卸売で、上昇率上位は繊維、鉱業、海運、石油、空運。(W)

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