TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 3連休と米FOMCを控え下落。Wスコープはストップ安。米物流大手フェデックスの通期見通し撤廃で邦船も下落
速報・市況2022年9月16日

☆[概況/大引け] 3連休と米FOMCを控え下落。Wスコープはストップ安。米物流大手フェデックスの通期見通し撤廃で邦船も下落

大引けの日経平均は308円安の2万7,567円、TOPIXは11ポイント安の1,938ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は551、下落銘柄数は1,234。出来高は14億1,756万株、売買代金は3兆4,047億円。
米国株反落に加えて、日本の3連休と米国で20日から21日に開催されるFOMCでは大幅利上げの継続が警戒されているため、日経平均は売られた。
ダブルスコープは韓国子会社のコスダック上場の公募価格が想定を下回る見通しと報じられストップ安となった。
東京エレクトロンは来期の減益観測報道で売られた。
米国で物流大手のフェデックスが通期の利益見通しを撤回し、時間外取引で急落したため、日本株では海運株が敬遠された。
岸田政権では財務省の影響力が相当回復していて、防衛費も抑え込まれる状況という見方から三菱重工やIHIなど防衛関連も安い。
アスクルは第1四半期が営業減益だったが、新アスクルWebサイトのオープンに向け、追加コストが発生する可能性もあるとコメントがされたことも響き大幅安となった。
一方、米国で長期金利上昇に伴い、銀行株が買われたため邦銀も上昇した。
M&Aキャピタルは通期大幅上方修正で急騰した。
西松建設(1820)はみずほ証券が投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。資材インフレによる影響が目先の懸念材料であるものの、資本業務提携を結んでいる伊藤忠商事とのシナジー効果の発現や、高水準の株主還元が長期的に期待できると紹介した。

業種別下落率上位は海運、鉱業、電機、その他製品、機械で、上昇率上位は銀行、電力ガス、保険、不動産、紙パルプ。(W)

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