TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 4~6月GDPがコロナ禍前の水準を上回ったことを好感。ソフトバンクGと第一三共が買われ、海運とリクルートは下落
速報・市況2022年8月15日

☆[概況/大引け] 4~6月GDPがコロナ禍前の水準を上回ったことを好感。ソフトバンクGと第一三共が買われ、海運とリクルートは下落

大引けの日経平均は324円高の2万8,871円、TOPIXは11ポイント高の1,984ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は841、下落銘柄数は912。出来高は9億9,460万株、売買代金は2兆5,601億円。
取引開始前に発表された4~6月期の実質GDPは前期比年率2.2%増と市場予想の2.5%増を下回ったが、水準はコロナ禍前2019年10~12月期の水準を0.2%と僅かだが超えた。これを受け、日経平均は続伸となり、昨年末の2万8,791円を上回った。
ソフトバンクグループが買われた。
第一三共(4568)は抗がん剤「エンハーツ」に使われている「抗体薬物複合体(ADC)」技術について、米国仲裁協会が米シージェン社の主張を全面的に否定する仲裁判断を下し、第一三共にADC技術の知的財産権があることが認めたため、急騰した。
転職支援サイトのリブセンスは通期営業赤字予想を黒字予想に上方修正したためストップ高となった。
Wスコープが大幅高で、電子チケットのeギフトを発券しているギフティは上期決算が営業減益だったが、第2四半期の流通額が前年同期比98.7%増と高い伸びだったことが注目され、ストップ高となった。
一方、海運は売られ、リクルートは求人情報検索エンジン「インディード」が属するHRテクノロジー事業の売上収益が第1四半期は前年同期比53.9%増だったが、7月は米ドルベースで前年同月比約15%増と鈍化したため売られた。

業種別上昇率上位は医薬品、精密、ゴム、空運、化学で、下落率上位は海運、鉱業、陸運、サービス、倉庫運輸。(W)

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