TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 470円高。決算や株式分割、自社株買いを好感。アドバンテストと野村総研は下落
速報・市況2024年4月30日

☆[概況/大引け] 470円高。決算や株式分割、自社株買いを好感。アドバンテストと野村総研は下落

大引けの日経平均は470円高の3万8,405円、TOPIXは56ポイント高の2,743ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,375、下落銘柄数は247。出来高は20億7,443万株、売買代金は5兆6,678億円。
日経平均は続伸。
ソシオネクストは北米データセンター向け契約間近への期待で上昇した。
日立は1対5の株式分割と自社株買いの発表で、三菱電機は今期業績予想がアナリスト予想を大きく上回り、値を飛ばした。コマツも自社株買いの発表で大幅高となった。
住友商事は米エリオット・マネジメントの保有判明で株主還元圧力が期待された。
ペプチドリームはノバルティス社とペプチド創薬で提携を拡大し、契約一時金を受領するためストップ高となった。
コンテナ船合弁会社のオーシャン・ネットワーク・エクスプレスが、今期増益予想で海運3社が高い。
一方、アドバンテストは今期予想がアナリスト予想に届かず売られた。みずほ証券ではグローバルで見ると競合の米テラダインの粗利率はアドバンテストほど悪化しておらず、株価バリュエーションも低いことから、アドバンテストよりもテラダインを優先する投資家が増えると予想。
野村総研(4307)が年初来安値。コンサルティングからITソリューションまで一貫したサービスを提供できることから、企業のDX化で恩恵を受けると見られているが、その分、PERが他のシステムインテグレーターよりも高い点が気掛かり要因となっている。

業種別上昇率上位は海運、ゴム、医薬品、機械、輸送用機器で、下落は空運と紙パルプ。(W)

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