TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 5日続伸。高配当利回りの鉄鋼株と海運株に買い継続。2月都銀貸出の伸びで銀行株も高い
速報・市況2023年3月9日

☆[概況/大引け] 5日続伸。高配当利回りの鉄鋼株と海運株に買い継続。2月都銀貸出の伸びで銀行株も高い

大引けの日経平均は178円高の2万8,623円、TOPIXは19ポイント高の2,071ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,432、下落銘柄数は329。出来高は12億300万株、売買代金は2兆8,807億円。
日経平均は5日続伸。高配当利回りの鉄鋼株と海運株に買いが継続した。
都銀の2月の貸出の伸びが加速したため、りそなや三井住友トラストなどの銀行株も買われた。
都銀の貸出は昨年7~9月期が前年同期比2.0%増、10~12月期が3.0%増だったが、1月は3.8%増、2月は4.0%増となった。
企業が仕入れ価格上昇や賃金上昇で借入を増やしていることや金利先高観により前倒しで借入を増やしていることが要因のようだ。
セブン&アイはイトーヨーカ堂の店舗数の大幅削減など協議へと報じられたことで関心を集めた。
サンケン電気は三菱UFJモルガン・スタンレー証券によるレーティング引き上げで急騰した。
巴川製紙所(3878)が続伸。音楽業界などで採用が進んでいる「全音響透過板」の新たな用途として車載用音声認識システム向けでの受注獲得を目指すことが材料視されている模様。今後、自動車の音声操作が加速する見通しで、音声認識能力を高める部品としてアピールしていくとのこと。
旭化成は赤字予想に下方修正したが、配当予想を維持したことや来期以降ののれん償却費の減少が好感され、ネガティブな反応は限定的だった。

業種別上昇率上位は鉄鋼、海運、紙パルプ、保険、銀行で、下落は鉱業、ゴム。(W)

関連記事