TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 727円高で高値引け。米国のインフレピークアウト期待とソフトバンクGの上昇を好感
速報・市況2022年8月12日

☆[概況/大引け] 727円高で高値引け。米国のインフレピークアウト期待とソフトバンクGの上昇を好感

大引けの日経平均は727円高の2万8,546円、TOPIXは39ポイント高の1,973ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,607、下落銘柄数は192。出来高は14億5,793万株、売買代金は3兆7,126億円。
米国のインフレ率の伸び率鈍化と、ソフトバンクグループが買われたことが投資家心理を改善させ、日経平均は反発し本日の高値で取引を終えた。
ソフトバンクグループ(9984)は中国のアリババ株の出資比率を23.7%から14.6%に下げることで、持ち分法適用会社でなくなるが、会計ルールでは一般的な保有株と同じ扱いに変わるため、7~9月期に再評価益などを4.6兆円計上する。
これを受け、有利子負債に付されている財務制限条項の1つである「連結損益計算書において税前利益または親会社の所有者に帰属する純損益が2期連続損失とならないこと」に抵触するリスクが縮小したと期待された。
米国のインフレピークアウト期待で、東京エレクトロンやキーエンス、ファナックなどの値がさハイテク株が買われ、米国関連のリクルートも高い。
楽天グループはモバイル事業の赤字縮小が好感された。
エンジャパンは自社株買いの発表でストップ高となり、オイシックス・ラ・大地は第1四半期大幅減益だが悪材料出尽くし期待でストップ高を演じた。
一方、資生堂は通期コア営業利益予想を減益に下方修正したことで下落し、川崎重工は減益決算で売られた。

業種別上昇率上位は精密、電機、機械、サービス、石油で、下落業種はなし。(W)

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