TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 743円高。内田日銀副総裁がハト派発言。ETFも残高の扱いは別の問題と述べた
速報・市況2024年2月8日

☆[概況/大引け] 743円高。内田日銀副総裁がハト派発言。ETFも残高の扱いは別の問題と述べた

大引けの日経平均は743円高の3万6,863円、TOPIXは12ポイント高の2,562ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は585、下落銘柄数は1,013。出来高は20億9,634万株、売買代金は5兆5,622億円。
内田日銀副総裁がマイナス金利政策を解除しても緩和的金融環境を維持するという考えを示したことを受けて、日経平均は一時800円を超える上げ幅となり3万7,000円に接近した。
大規模緩和を修正する場合、ETF(上場投信)の買い入れもやめるのが自然だが、既に保有している残高の扱いは別の問題。非常に大きな規模なので、時間をかけて検討していく必要があると述べたため、日銀によるETF売却開始への警戒感が薄れた。
傘下の英アームが1~3月期に強気見通しを示したことで、親会社のソフトバンクグループは大幅高となった。
ルネサスエレクトロニクス(6723)は約20年ぶりの復配を発表し人気を博した。
SUBARUは業績上方修正で高く、オリックスは通期予想の下方修正がなったことに注目したUBS証券が目標株価を引き上げた。
一方、スズキは決算がアナリスト予想に届かず売られた。野村証券が来期は営業減益と予想したことも警戒された。
清水建設は建設資材や設備工事価格、労務費の上昇が響き、通期営業赤字予想に下方修正したことで大幅安となった。

業種別上昇率上位はノンバンク、その他製品、輸送用機器、電機、医薬品で、下落率上位は繊維、電力ガス、建設、ガラス土石、銀行。(W)

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