TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 9日ぶりに反落したが、終盤下げ渋り。不動産や居酒屋、設備投資関連は安いが、データセンター需要増で恩恵を受ける東京エレクとエアウォーターは高い
速報・市況2020年11月13日

☆[概況/大引け] 9日ぶりに反落したが、終盤下げ渋り。不動産や居酒屋、設備投資関連は安いが、データセンター需要増で恩恵を受ける東京エレクとエアウォーターは高い

大引けの日経平均は25,385.87円の135.01円安、TOPIXは1,703.22ポイントの23.01ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は341、値下がり銘柄数は1,789。出来高は13億3,373万株、売買代金は2兆7,215億円。
日経平均は9日ぶりに反落した。前日までの8連騰で2,543円上昇したため、利益確定の売りが出たが、本日は一時305円安となったもののその後下げ渋りを見せた。
米国の選挙インフラ評議会が大統領選挙で不正の形跡がないと表明したため、トランプ大統領の抵抗も萎むと期待された。
国内で1日当たりの新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が過去最多となっているため、テレワークによるオフィスビル需要の減退から住友不動産や三井不動産が売られ、鳥貴族やクリレスHDなど居酒屋や外食産業も安い。
その他、ファナックやキーエンスといった設備投資関連も下落した。
一方、世界的なリモートワークの推進がデータセンターの増設需要を高め、半導体需要も増大するという見方から半導体製造装置の東京エレクトロンは高い。
Web会議システムのブイキューブは今期の営業利益予想9億円に対して、来期は20億円、再来期は35億円という中期経営計画を掲げたため急騰した。
エア・ウォーター(4088)はインドで鉄鋼向け産業用ガスや医療用酸素需要が堅調なことから、通期の業績予想を上方修正したが、オランダのデータセンター向け電源装置大手ハイテックHDを買収しているためデータセンター向けの需要拡大が期待されている。
業種別下落率上位はゴム、不動産、空運、保険、陸運で、上昇はその他製品。

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