TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FOMC前で様子見姿勢から反落。米フォードの影響でトヨタが下落。ダイキンは格下げが響いた。中間配当利回りが高い海運は上昇
速報・市況2022年9月21日

☆[概況/大引け] FOMC前で様子見姿勢から反落。米フォードの影響でトヨタが下落。ダイキンは格下げが響いた。中間配当利回りが高い海運は上昇

大引けの日経平均は375円安の2万7,313円、TOPIXは26ポイント安の1,920ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は289、下落銘柄数は1,491。出来高は10億6,875万株、売買代金は2兆4,719億円。
今晩の米国でFOMC(連邦公開市場委員会)の結果が公表されるため、様子見姿勢から日経平均は反落し、200日移動平均線(2万7,403円)も下回った。
FOMCメンバーによる政策金利予測で、最終利上げ到達点や2023年中の利下げはありうるかどうか、初出となる2025年の金利水準が注目されている。
米国でフォードが供給コスト増で急落したため、連想でトヨタが売られた。ソニーグループや太陽誘電が年初来安値を更新した。
ダイキン工業はBofA証券による投資判断引き下げが響いた。
電炉で鉄スクラップを溶かすために使用される黒鉛電極は、欧州と中国で需要が減速していることを受け、東海カーボン(5301)が売られた。
その他、第一三共などの医薬品が安い。
一方、中間配当利回りが高い川崎汽船や日本郵船には買いが入った。
ツルハは第1四半期決算が順調で買われ、日本製鋼所は通期予想を下方修正したがアク抜け期待から上昇した。
米国金利上昇でT&Dなどの保険も高い。

業種別下落率上位は輸送用機器、ガラス土石、空運、医薬品、卸売で、上昇は海運、保険、石油、鉄鋼。(W)

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