TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FRB議長のディスインフレ発言は好感されたが、円高に振れ、日経平均の上昇は小幅
速報・市況2023年2月2日

☆[概況/大引け] FRB議長のディスインフレ発言は好感されたが、円高に振れ、日経平均の上昇は小幅

大引けの日経平均は55円高の2万7,402円、TOPIXは7ポイント安の1,965ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は524、下落銘柄数は1,242。出来高は11億9,648万株、売買代金は2兆8,939億円。
FRB議長が会見で「財」と「住宅」でディスインフレ(物価上昇ペースの鈍化)が始まったという認識を示したため、利上げ終了が近いという見方から、日米でグロース株が買われた。
国際半導体製造装置材料協会が米国の対中半導体規制について、同盟国が厳しい措置講じない恐れを指摘したため、レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENといった半導体製造装置や検査装置が上昇した。
合同製鉄(5410)は原料の鉄スクラップの調整とコスト改善により、通期の業績予想と配当予想を大幅増額したため急騰した。
一方、米国金利低下でメガバンクが売られ、円高も影響し、日経平均の上げ幅は小幅だった。
住友化学は下方修正で配当予想も「未定」としたため大幅安となり、三井化学や三菱ケミカルにも悪影響を及ぼした。

業種別上昇率上位は電機、証券、精密、機械、情報通信で、下落率上位は保険、石油、鉱業、空運、卸売。(W)

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