TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FRB議長の議会証言を控え反落。半導体関連と豪州炭関連、海運が売られた。136円台の円安で自動車関連は上昇
速報・市況2022年6月22日

☆[概況/大引け] FRB議長の議会証言を控え反落。半導体関連と豪州炭関連、海運が売られた。136円台の円安で自動車関連は上昇

大引けの日経平均は96円安の2万6,149円、TOPIXは3ポイント安の1,852ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は670、下落銘柄数は1,099。出来高は11億1,133万株、売買代金は2兆5,773億円。
今晩の米国でFRB議長の議会証言を控え、様子見姿勢から日経平均は反落。
東京エレクトロンは反落し、豪クイーンズランド州の資源税引き上げを受け、豪州で原料炭事業を行っている三菱商事や双日、三井松島が売られた。
その他、上海コンテナ運賃下落で海運株が安い。
また、バイデン米大統領がガソリン税の一時停止を要請する見通しで原油安となり、INPEXも下落した。
一方、1ドル=136円台の円安でホンダや三菱自動車やSUBARUなど自動車株は買われた。
ニッパツ(5991)はモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Overweight」に引き上げた。日産向けシートの採算重視の姿勢、SUBARU向けシートの生産回復や半導体製造装置の成膜工程に用いられるステージヒータの売上拡大に注目している。
横浜ゴムは農機向けタイヤでシェアが高く、農産物価格上昇で農家の所得が増えると農機の購入が増えることで恩恵を受けると期待された。
武田薬品やNTTが上昇し、ドラッグストアのツルハは今期大幅増配予想が好感された。

業種別下落率上位は鉱業、海運、卸売、石油、紙パルプで、上昇率上位は医薬品、ゴム、電力ガス、輸送用機器、食品。(W)

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