TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FRB議長会見を控え、もみ合い。海運は高いが、レーザーテックは受注予想下方修正で急落
速報・市況2023年2月1日

☆[概況/大引け] FRB議長会見を控え、もみ合い。海運は高いが、レーザーテックは受注予想下方修正で急落

大引けの日経平均は19円高の2万7,346円、TOPIXは3ポイント安の1,972ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は749、下落銘柄数は1,014。出来高は11億900万株、売買代金は2兆8,570億円。
米国株反発を受けて日経平均は取引開始直後に2万7,547円(220円高)となったが、今晩の米国FOMC後のFRB議長の会見で、インフレ鎮静化を最優先する姿勢や年内の利下げを否定するような発言を行うと米国株は下落と警戒され、日経平均はもみ合いとなった。
こうした中、海運株は物色された。商船三井の決算説明会で、現状のスポット運賃を前提にしても海運大手3社のコンテナ船事業統合会社のオーシャンネットワークエクスプレスは、スポット契約に絞っても黒字との見方が示されたことが好感された。
課税繰り延べメリットのオペレーティングリースを手掛けているFPGは、第1四半期の営業利益が上期の営業利益計画を超過したため急騰した。
一方、レーザーテック(6920)は通期の受注予想を3,000億円(前期比7.3%減)→1,800億円(同44.4%減)に下方修正したため、急落した。
新日本科学は通期経常利益予想の下方修正と四半期受注減で下落。
JR西日本は通期利益計画を大幅に超過したが、新幹線需要が弱いため、モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を下げた。
西松建設は通期営業利益と配当予想を下方修正し大幅安となった。

業種別上昇率上位は海運、鉱業、保険、鉄鋼、サービスで、下落率上位は陸運、ガラス土石、建設、精密、金属。(W)

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