TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FRB高官からタカ派発言が相次ぎ、米雇用統計の発表前で買いが入りにくく、広範囲に下落
速報・市況2022年10月7日

☆[概況/大引け] FRB高官からタカ派発言が相次ぎ、米雇用統計の発表前で買いが入りにくく、広範囲に下落

大引けの日経平均は195円安の2万7,116円、TOPIXは15ポイント安の1,906ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は500、下落銘柄数は1,254。出来高は11億1,196億円、売買代金は2兆7,195億円。
米国でFRB高官から利上げ継続に積極的は発言が相次ぎ、米国株が続落となったため、日経平均は5日ぶりに反落となった。
今晩の米国で9月の雇用統計が発表されるため、買いが入りにくく、広範囲に下落した。
米国の金融引き締めによる景気減速への警戒で米銀が売られた影響で三菱UFJも下落。米国関連のリクルートが安く、海運株も軟調。
セブン&アイは米国でガソリンスタンド併設コンビニのスピードウエイの統合効果とガソリンの粗利高止まりで、上期の営業利益が計画を上回ったが、ガソリン価格が下落しているため、下期のガソリンの粗利が警戒され、下落した。
クリーク&リバー社は上期が16.4%増益だったが、第2四半期(6~8月)だけを取り出すと11.1%営業減益だったため、急落した。クリエイティブ分野は先行投資を進めており、その他の部門では収益改善していない子会社が相対的に多かった。
一方、ロームは上期の営業利益予想の上方修正が好感され、レーザーテックにも連想買いが入った。
エノモト(6928)はSBI証券が、パワー半導体用リードフレームで業績が変貌する可能性が高いと有望視し、投資判断を新規に「買い」と発表したため急騰した。
来週11日からの全国旅行割の接近でHISやJR東海など旅行関連が高い。

業種別下落率上位は海運、保険、機械、非鉄、サービスで、上昇は陸運、空運。(W)

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