TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] TSMCの設備投資計画で半導体製造装置への物色が継続。子ども庁関連が人気を博した。配当落ち後の商社と電力は調整継続
速報・市況2021年4月2日

☆[概況/大引け] TSMCの設備投資計画で半導体製造装置への物色が継続。子ども庁関連が人気を博した。配当落ち後の商社と電力は調整継続

大引けの日経平均は29,854.00円の465.13円高、TOPIXは1,971.62ポイントの13.98ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,313、値下がり銘柄数は783。出来高は10億231万株、売買代金は2兆2,403億円。
半導体ファウンドリー(受託製造)世界最大手の台湾のTSMCが、今後3年で1,000億ドル(約11兆円)を投資することを明らかにした。
恩恵が続くことが期待され、半導体製造装置の東京エレクトロンは5万円に乗せ、SCREENは10連騰となった。半導体検査用プローブカードの日本電子材料が急騰した。
その他の話題では、菅首相が子育て政策などについて省庁横断で取り組む「子ども庁」の創設の検討を自民党に指示したことも耳目を集めた。
子ども庁が創設されば子育て支援の予算が増加し、補助金が増えるという期待から、保育所運営のJPホールディングス(2749)とポピンズホールディングスが急騰した。発達障害の児童を支援しているLITALICOも高い。
半面、高配当利回りの商社とJパワーや関電は配当落ち後に保有動機が薄れ調整が継続した。
業種別上昇率上位は電機、情報通信、紙パルプ、機械、鉱業で、下落率上位は電力ガス、石油、卸売、水産農林、証券。

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