TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 1ドル=111円台の円安で序盤405円高。クルーズ船乗客2名死亡を受け、終値は78円高
速報・市況2020年2月20日

☆[概況/大引け] 1ドル=111円台の円安で序盤405円高。クルーズ船乗客2名死亡を受け、終値は78円高

大引けの日経平均は23,479.15円の78.45円高、TOPIXは1,674.48ポイントの2.62ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は744、値下がり銘柄数は1,298。出来高は11億7,403万株、売買代金は2兆1,810億円。
新型肺炎で中国の景気が悪化しているのに対して、米国の景気は堅調なことからドルが買われ、1ドル=111円台へと円安が進んだことが好感され、日経平均は10時前に405円高(23,806円)となった。
だが、中国人民銀行が発表した金融緩和は予想通りで、サプライズがなかったため香港株は反落し、日経平均も上げ幅を縮めた。
そして、更にクルーズ船の乗客2名死亡のニュースを受けて、後場は値を消した。
こうした中、ソフトバンクグループは子会社ソフトバンク株を担保にして、最大5千億円を借り入れると発表したことで、手元資金を手厚くし、成長が見込める企業に投資しやすくなるという期待で買われた。
円安進行を受け、トヨタやホンダも高い。
その他、日本での新型肺炎感染拡大を受けて、テレワーク関連のブイキューブ(3681)はストップ高となった。
一方、前田道路は前田建設にTOBを撤回させるために、特別配当を実施し純資産を減らす焦土作戦に出たことで売られた。
セブン&アイは米国でガソリンスタンドを展開するスピードウェイを約220億ドル(約2兆4,500億円)で買収交渉と報じられたため、財務負担が懸念され下落した。
業種別上昇率上位は鉱業、輸送用機器、紙パルプ、ノンバンク、保険で、下落率上位は小売、鉄鋼、陸運、空運、水産農林。

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