12時43分時点の日経平均は26,710.51円の98.86円安、TOPIXは1,772.39ポイントの2.86ポイント安。
円相場が1ドル＝103円台後半の円高となっている。
今晩発表される11月の米国雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比44万人増と、10月の63万8千人増から伸び悩む見込みとなっている。
米国の非農業部門の総雇用者数はコロナ禍前の2月時点の1億5,244万2千人から4月に1億3,030万3千人へ2,078万7千人と14.5％減少した後、10月時点で1億4,172万人まで改善したものの、2月時点を1,072万2千人(7.0％)下回っている。
リーマン・ショック時には、総就業者数がピークから870万人減少したが、減少率は6.3％だったので、現在は依然としてリーマン・ショック時よりも厳しい。
後場の相場は引き続き、ソフトバンクグループや東京エレクトロンやエムスリーが値下がりし、楽天も安い。
一方、スカパーJSAT(9412)は年初来高値を更新。
JFEと日本製鉄は、モルガン・スタンレーMUFG証券が鋼材・在庫出荷サイクルは底打ちから回復局面へと予想し、目標株価を引き上げたことが好感されている。
業種別下落率上位は空運、鉱業、情報通信、不動産、倉庫運輸で、上昇率上位は鉄鋼、繊維、食品、輸送用機器、精密。