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速報・市況2019年5月21日

☆[概況/後場寄り] 上海株反発を下支えにもみ合い水準に戻した

12時41分時点の日経平均は21,292.57円の9.16円安、TOPIXは1,550.92ポイントの4.00ポイント安。
後場の日経平均はもみ合い水準に戻した。
上海株が反発しているが、昨日、中国の習近平国家主席がレアアース(希土類)関連の施設を視察したため、米国との交渉でレアアースを取引材料に使用する可能性があるという見方が支援材料となっている。
レアアースは、電気自動車のモーターやスマホ、パソコンに使われ、「産業のビタミン」と呼ばれており、米国はレアアースの約8割を中国からの輸入で調達しているため、制限されると米国ハイテク産業は苦境に陥る。
安川電機(6506)とファナックが4日振りに反発し、コマツや三菱重工が上げ幅を拡大した。
一方、半導体関連の東京エレクトロンと信越化学は安く、電子機器の製造受託(EMS)のシークスも売られている。
業種別上昇率上位は情報通信、ゴム、鉄鋼、銀行、食品で、下落率上位は海運、鉱業、倉庫運輸、保険、石油。

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