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速報・市況2019年5月13日

☆[概況/後場寄り] 中国からの生産移転で代替国への輸出増が期待され、下げ幅は小幅

12時39分時点の日経平均は21,253.14円の91.78円安、TOPIXは1,548.41ポイントの1.01ポイント安。 
米国の中国に対する第4弾の追加関税では、繊維製品やハイテク製品の関税引き上げを予定しているが、米国が輸入先を、繊維製品はASEANに、携帯電話はベトナムに、パソコンとサーバーは台湾に移してきている。
そのため、日本にとっては代替国への輸出増加が対中輸出の減少の一部を相殺することになると、SMBC日興証券では予想し、GDPへの影響は0.1%ポイント程度の下押しになると見ている。
後場の日経平均は小幅な下げにとどまっている。資生堂や安川電機など中国関連は安く、海運株も下落している。
その他、神戸製鋼や東邦亜鉛も調整している。
こうした中、日本製紙が買われ、スズキやSUBARUなど自動車株が上昇している。
JCRファーマ(4552)はペプチドリームと血液脳関門を通過する特殊環状ペプチドの創製に成功したことで高い。
業種別下落率上位はノンバンク、海運、鉄鋼、精密、非鉄で、上昇率上位は紙パルプ、ゴム、食品、輸送用機器、その他製品。

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