TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/後場寄り] 業界統計を受け、住友不動産が下落。円安で自動車株は高い
速報・市況2020年2月21日

☆[概況/後場寄り] 業界統計を受け、住友不動産が下落。円安で自動車株は高い

12時37分時点の日経平均は23,454.46円の24.69円安、TOPIXは1,679.31ポイントの4.83ポイント高。
大和証券の解説によると、日本がデフレ基調だった頃はリスク回避目的で円を買うことは理にかなっていたという。
リスクオフ環境の中では資産を増やすことよりも減らさないことが優先される。貨幣価値は物価上昇分だけ目減りするが、デフレならば貨幣価値が目減りせず増価する。
その意味で円はリスク回避時には打って付けの投資対象だった。
だが、現状、日本はデフレを脱出しているほか、貿易赤字に転落しているため、「リスクオフの円買い」という市場コンセンサスは揺らぎ、新型コロナウイルスによるリスクオフで円安が急速に進んだと指摘している。
3連休前で様子見姿勢の中、日経平均は小幅安となっている。
マンション価格の上昇で購入を控える消費者が増えているため、業界統計で2019年の全国新築マンション販売戸数が前年比12%減少となったため、住友不動産(8830)が売られている。
新型肺炎の影響で訪園者数の減少が警戒されているオリエンタルランドも安い。
一方、円安でトヨタやアイシン精機など自動車関連株は高い。
ビジョンは自社株買いの発表が好感された。
業種別下落率上位は紙パルプ、精密、サービス、水産農林、海運で、上昇率上位は石油、保険、情報通信、金属、銀行。

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