TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/後場寄り] SARSの時より経済的な打撃は大きいという見方や香港市場が休場で東京市場でヘッジ売りの面も
速報・市況2020年1月27日

☆[概況/後場寄り] SARSの時より経済的な打撃は大きいという見方や香港市場が休場で東京市場でヘッジ売りの面も

12時35分時点の日経平均は23,400.62円の426.56円安、TOPIXは1,705.68ポイントの24.76ポイント安。
中国が新型肺炎の拡大防止策として団体旅行を禁止したが、SARSが流行した2003年に日本に来た中国人客は44万人で訪日客に占める割合は8.6%だったが、2019年は959万人で30%を占めたため、中国人観光客が来なくなった場合の打撃はSARSの時よりも大きいという見方から、東京株式市場は売られている。
その他、香港市場が27日と28日は春節で休場のため、東京市場でヘッジ売りが出ている要因もある。
中国人観光客の減少でオリエンタルランドが売られ、化粧品会社のコーセーも安く、大丸松坂屋百貨店を運営するJフロントリテイリングは、訪日外国人客の85%が中国人客のため、敬遠された。
ネットワンシステムズは東芝子会社の架空取引で主導的な役割を担っていたと報じられ、大幅続落となった。
エンプラス(6961)は四半期利益で見ると息切れしていることから安い。
一方、洗浄剤のニイタカや感染症対策機器の日本エアーテックや抗ウイルス繊維のシキボウなどが上昇率上位に並んでいる。
カゴメは自社株買いの発表が好感されている。
業種別下落率上位は空運、非鉄、海運、鉄鋼、その他製品、上昇は不動産。

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