TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/後場寄り] 石油や鉄鋼、保険が高く、医薬品は安い
速報・市況2019年12月9日

☆[概況/後場寄り] 石油や鉄鋼、保険が高く、医薬品は安い

12時35分時点の日経平均は23,441.13円の86.73円高、TOPIXは1,720.22ポイントの6.86ポイント高。
OPECとロシアなどの非OPEC加盟国が6日に追加減産を決定したことを受けて、石油資源開発(1662)や出光興産といった石油関連株が上昇している。
大和証券では、減産となったのはサウジアラムコのIPO(株式公開)が関係していると指摘している。
まず、短期的には巨額IPOに向けて原油価格の下落は避けたいとサウジアラビアが思うだろうとの思惑が台頭しやすい。
そして、長期的には石油輸出諸国も今回のIPOを応援していると推測している。
各国は石油売却収入のために、これまでは協調減産や抜け駆け的な増産の繰り返しだった。
しかし、サウジアラムコの上場が上手く行くと、サウジアラビアや各国にとって、原油市況を悪化させないで地下資源を現金化する道筋ができるからだという。
石油株以外では鉄鋼株が堅調を続伸し、SOMPOなどの保険株も高い。
一方、第一三共や大日本住友製薬は安く、テルモはUBS証券による格下げが響いた。
業種別上昇率は鉱業、石油、鉄鋼、保険、海運で、下落は精密、医薬品、不動産、電力ガス、水産農林。

関連記事