TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/2時] 今晩の米国で原油価格上昇が続くことが警戒され、後場の日経平均は下げ幅を拡大
速報・市況2021年10月21日

☆[概況/2時] 今晩の米国で原油価格上昇が続くことが警戒され、後場の日経平均は下げ幅を拡大

2時2分時点の日経平均は428円安の2万8,827円、TOPIXは21ポイント安の2,006ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は470、値下がり銘柄数は1,625。出来高は7億3,790万株、売買代金は1兆6,949億円。
後場の日経平均は下げ幅を拡大。今晩の米国市場で原油価格の上昇が続くのではないかと不安視されている。
前日の米国では原油先物が約7年ぶりの高値となったが、原油高に伴い、日本ではガソリン価格が上昇しており、ガソリン価格は7週連続で上昇し164円となっている。今後も上昇が続くとコロナ禍で打撃を受けている家計を更に圧迫し消費が下振れすることや企業は原材料価格の上昇を価格に転嫁しづらいため、収益が悪化すると警戒されている。
指数寄与度の高いソフトバンクグループが売られ、円相場が円高に向かったため、安川電機やセイコーエプソンも下落した。
ガソリン価格の上昇は低所得者層への打撃が大きいため、「ドン・キホーテ」運営のパンパシフィック(7532)やZOZOなど消費関連も安い。
燃料価格上昇で空運も値下がり。
業種別下落率上位は空運、精密、電機、輸送用機器、ノンバンクで、上昇は非鉄、石油、鉱業、紙パルプ。(W)

関連記事