TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/2時] 反落しているが3万500円はキープ。引き続き不動産と鉄鋼が安く、海運が高い
速報・市況2021年9月15日

☆[概況/2時] 反落しているが3万500円はキープ。引き続き不動産と鉄鋼が安く、海運が高い

2時0分時点の日経平均は128円安の3万541円、TOPIXは22ポイント安の2,095ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は221、値下がり銘柄数は1,927。出来高は8億1,276万株、売買代金は2兆783億円。
後場は日経平均は反落しているものの3万500円はキープしている。
ヒューリック(3003)や東京建物などの不動産株が安いが、SMBC日興証券では岸田氏の政策の「デジタル田園都市構想」はテレワークで地方で働き、都市から地方への人口移動を促すもので、河野氏の政策も5G網を構築し、東京一極集中を是正していくものなので、共にオフィスビルにはネガティブに働くと解説している。
鉄鋼株は海運コストの上昇が警戒され下落。鉄鋼原料を輸送する18万重量トン級ケープサイズバルカーのスポット用船市況が急騰していて、主要航路平均値は約11年ぶりに日建て5万2,000ドル台を付けた。主要揚げ地である中国では、水際対策の強化により滞船が発生し、船腹需給がタイト化している。
半面、日本郵船を始めとした海運大手3社は上場来高値を更新。
半導体の調達難が自動車メーカーに減産を強いているため、新車不足懸念からメンテナンス関連が買われ、自動車用コーティングのKeePer技研は上場来高値。
業種別下落率上位は金属、繊維、不動産、証券、鉱業で、上昇は海運。(W)

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