TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/2時] 米国で3月に0.5%利上げの可能性は低いという見方で買い戻し
速報・市況2022年1月24日

☆[概況/2時] 米国で3月に0.5%利上げの可能性は低いという見方で買い戻し

2時0分時点の日経平均は13円安の2万7,508円、TOPIXは1ポイント安の1,925ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,363、値下がり銘柄数は728。出来高は7億5,646万株、売買代金は1兆8,727億円。
後場の日経平均は前日終値水準に戻した。
今週は米国で25日~26日にFOMCが開催されることが注目されている。
市場では、3月に0.5%の利上げの可能性を一部織り込んでいるが、これを打ち消すようなメッセージがあれば、債券、株とも買い戻されるだろうと野村証券では解説。
そして、初回から0.5%の利上げを実施することは異例中の異例で、FRBにとってかなりリスクが高いと指摘している。
その理由として、(1)市場は次回以降でも同様な措置を意識する、(2)インフレ抑制の失敗を認めたことになり、インフレ指標に明確な減速が見えるまで政策不信感が高まるため、米国市場はトリプル安となりかねないからだという。
こうした見方が支持されているのか、後場の東証では買い戻しが入った。
日本郵船(9101)など海運株が反発。海運株で懸念されたのは、米国金利上昇をきっかけとした米国の財消費の減少だが、今後もコンテナ輸送の運賃が高水準で維持されることで、懸念が払しょくされていくと野村証券では予想している。
その他、三菱UFJが反発し、SCREENやエムスリーが高い。
一方、オープンドアや東京製鉄は売られている。
業種別上昇率上位は鉱業、海運、銀行、ガラス土石、石油で、下落率上位は証券、精密、その他製品、陸運、情報通信。(W)

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