8月19日(水)のマーケット
8月18日の米国株は3日続落。原油高や米国長期金利が一時上昇したことが影響した。AIインフラ関連の資金調達コストが上昇することが警戒され、サンディスクは7日ぶりに反落し、マイクロン・テクノロジーは6日ぶりに反落。その他、インテルやエヌビディアやデータセンター用発電機器を手掛けるキャタピラーが売られた。NYダウは前日比116ドル(0.22%)安の53,343ドル。NASDAQ総合指数は前日比355ポイント(1.33%)安の26,289、S&P500指数は前日比53ポイント(0.69%)安の7,691。
中東情勢による原油高や世界的な金利上昇でリスク・オフ姿勢が強まり日経平均は2000円を超す下げ幅となった。キオクシアHDやフジクラ、ソフトバンクGの下げが目立った。金利上昇は景気悪化を招くという懸念から資金需要減退が警戒され銀行株も売られた。一方、弁護士COMは出遅れ株物色で一時ストップ高。メルカリはジェフリーズが目標株価を引き上げた。円安によるインバウンド需要への期待で百貨店の松屋や藤田観光が高い。
スタンダード市場では、北川精機は好決算だったが材料出尽くし感から売られた。副首都関連の誠建設は大幅反落。オーナンバはカネカから損害賠償請求で提訴され大幅安となった。テクニスコは続伸。大井電気は立会外自社株買いで上昇。Aバランスは決算を発表しストップ高。
グロース市場では、アストロスケールやパワーX、GOが下落。会計ソフトのフリーは法人顧客の利用拡大で買われた。デジタル障害者手帳のミライロはヤマト運輸と連携し、インターホンの呼び出しにすぐに出られないことへの対策で要望を登録できるようにしたため大幅高。
日足チャート上では、大陰線。ギャップダウンで5日移動平均線(6万7805円)を下放れ、25日(6万5785円)・75日移動平均線(6万6062円)も割り込んだ。5連騰前の水準に逆戻りする格好となった。一目均衡表の雲の下限も下抜けたことで、目先の調整色が色濃くなったが、値幅を伴っての急落となっているだけに自律反発も考えられる水準ではある。
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注目記事 Pick up
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【日経平均、TOPIXそろって大幅安 世界的な金利上昇に懸念広がる】
日本証券新聞8月20日(木)紙面1面記事掲載
強まるのか?セクターローテーションの波
19日の東京市場は値下がり銘柄が3,000社を優に超え、ほぼ全面安の商状。取引開始直後から売り注文が膨らみ、日経平均は一時2,326円安の大幅続落、TOPIXも3日続落。TOPIXは一時3.2%安と、今年3月23日(終値ベースで3.4%安)以来の下落率となった。チャート上、日経平均、TOPIXともに25日移動平均および75日移動平均が下値支持線として機能するか注目される。
中東情勢の不透明感に加え、世界的な金利上昇と、ウォール街に影響力を持つ人物が「リスクを減らすか投資先を入れ替えるべき」と指摘したことが重なり、AI・半導体関連を中心にリスク回避の動きが出たことが下落の背景。
米国30年債利回りは、政府債務の膨張や相次ぐAI関連の長期社債発行、過去5年にわたりFRB(米連邦準備制度理事会)の目標を上回り続けるインフレへの懸念を要因に、5.31%と2007年以来の高水準に上昇。カナダや欧州でも同様の展開となっている。債券利回り上昇はセクターローテーション、株式のバリュエーション圧縮、資産シフト懸念などを招く。
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今日の市況概況
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8月19日(水)☆[概況/大引け]
2134円安。リスクオフ姿勢

大引けの日経平均は2,134円安の6万5,326円、TOPIXは127ポイント安の4,012ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は363、下落銘柄数は1,155。出来高は25億1,136万株、売買代金は10兆1,151億円。
19日の金利は米国、日本とも低下したが、上昇基調は続くと警戒されているため、リスクオフ姿勢で日経平均は2000円を超える下げ幅となった。
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