1月14日の米国株式市場でNYダウは続落。
12月の鉱工業生産が市場予想の前月比0.4%上昇に反し前月比0.1%低下した。半導体不足が続き、自動車生産が減少した。
12月の小売売上高は前月比1.9%減と市場予想0.3%増に比べて大きく減った。
新型コロナに伴う品不足を受け、消費者がホリデーシーズンの買い物を前倒したことが響いた。
1月のミシガン大学消費者信頼感指数は68.8と市場予想の70.0を下回った(12月は70.6)。オミクロン株とインフレ高進が低下要因。
消費関連が売られ、ホームセンターのホームデポやディスカウントストアーのターゲット、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスが下落した。
JPモルガン・チェースは10~12月決算で、投資銀行部門は好調だったが、債券トレーディング収入が前年同期比16%減とアナリスト予想の13.5%減よりも減ったことで売られた。
一方、カジノ関連のラスベガス・サンズは上昇した。
ナスダックは反発。AMDやアプライド・マテリアルズ、ラムリサーチといった半導体関連に買いが入った。
NYダウ工業平均は前日比201ドル(0.56%)安の35,911ドル。ナスダック総合指数は前日比86ポイント(0.59%)高の14,893。S&P500指数は前日比3ポイント(0.08%)高の4,662。
NYダウ採用銘柄はJPモルガン・チェースやホームデポ、アメリカン・エキスプレスなどが売られ、アムジェン、マイクロソフト、シェブロンなどが買われた。上昇は15銘柄、下落は15銘柄。