11月30日の米国株式市場は反落。
モデルナのCEOが既存の新型コロナウイルスワクチンはオミクロン変異株に対して効果が弱いと述べたことや、パウエルFRB議長が上院銀行委員会で、高インフレが来年半ばまで続くという見通しを踏まえ、次回のFOMC(12月14日~15日)で、量的緩和の縮小(テーパリング)ペース加速を巡り討議する公算が大きいと証言したことが警戒された。
セールスフォースやバンク・オブ・アメリカ、AT&Tなどが売られたが、ファイザーは反発。
ナスダックではエヌビディアやAMD、モデルナ、メタ・プラットフォームが売られ、アップルとノババックスは上昇した。
NYダウ工業平均は前日比652ドル(1.86%)安の34,483ドル。ナスダック総合指数は前日比245ポイント(1.55%)安の15,537。S&P500指数は前日比88ポイント(1.90%)安の4,567。
NYダウ採用銘柄はセールスフォース、トラベラーズ、アメリカン・エキスプレスなどが売られた。アップルは買われ、メルクは下落を免れた。上昇は2銘柄、下落は28銘柄。