11月5日の米国株式市場は4日続伸となった。選挙結果が週内に判明するという見方が強まったことや、バイデン大統領が誕生しても上院は共和党が過半数を維持する見通しのため、増税や規制強化は阻まれると期待されたことや、FRBがFOMC声明で、景気支援にあらゆる手段を尽くすとし、最大雇用と物価目標が達成されるまで利上げは検討しないと確約したことも好感された。
ナスダックでは半導体メーカーのクアルコムがアナリスト予想を上回る10~12月期の見通しを示したことで急騰した。スマートフォンをワイヤレスネットワークにつなぐチップの製造で最大手で、5G対応の新機種への乗り換えで恩恵を受ける見通し。
NYダウ工業平均は前日比542.52ドル高(1.95%高)の28,390.18ドル。ナスダック総合指数は前日比300.15ポイント高(2.59%高)の11,890.93。S&P500指数は前日比67.01ポイント高(1.95%高)の3,510.45。
NYダウ採用銘柄はダウやキャタピラー、JPモルガン・チェースが上昇率上位で、メルクとユナイテッドヘルスは小幅安。