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概況/米国市場2021年6月19日

☆6月18日の米国株式市場は、セントルイス連銀総裁の2022年終盤利上げ主張で下落

6月18日の米国株式市場でNYダウは5日続落。
FRB内では利上げに慎重な「ハト派」の代表格と見られていたセントルイス連銀のブラード総裁が、「インフレ率は我々の予想よりも伸びているため、多少タカ派に傾いたのは自然なことだと思う」と述べ、利上げを「2022年終盤に開始すべき」と主張したことが驚かれた。
FOMCメンバーによる金利見通しでは過半数が2023年に利上げ開始を予想していたが、それよりも早まると警戒された。
インフレが抑制されるとの観測から長期金利は0.06%低下の1.44%となったため、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど金融株の下げが目立った。
その他、景気敏感セクターの石油株のエクソン・モービルやシェブロンも安い。

ナスダックは反落し、半導体関連のマイクロンテクノロジーやアプライドマテリアルズ、ラムリサーチが売られた。

NYダウ工業平均は前日比533ドル(1.58%)安の33,290ドル。ナスダック総合指数は前日比130ポイント(0.92%)安の14,030。S&P500指数は前日比55ポイント(1.31%)安の4,166。   

NYダウ採用銘柄は全面安で下落率上位はシェブロンやウォルグリーン、ゴールドマン・サックス、トラベラーズ、インテル。

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