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概況/米国市場2020年6月26日

☆6月25日の米国株式市場は反発、NYダウ1.18%高、ナスダック1.09%高、S&P500 1.10%高

6月25日の米国株式市場でNYダウはもみ合いが続いたが、取引終盤に買いが入った。ナスダックも反発。
新型コロナウイルス感染者の急増を受け、テキサス州は予定していた営業規制緩和を中止すると発表した。
一方、FRBなどが金融機関の投資に規制を設けたボルカー・ルールの変更を承認したため、金融株が買われたことがNYダウの反発を牽引した。
金融機関は、ベンチャーキャピタルファンドへの投資を近く増やせるようになるほか、金融機関が関連会社とデリバティブ取引を行う際に証拠金を確保する要件を撤廃した。スワップ取引を巡る証拠金要件の撤廃により、金融機関は手元資金が推定400億ドル(約4兆3,000億円)増える可能性があるという。

ナスダックではエヌディビアはメルセデスベンツと自動運転技術を共同開発することで買われた。
その他、新型コロナウイルスワクチン関連のイノビオ・ファーマシューティカルズの上昇が目立った。

NYダウ工業平均は前日比299.66ドル高(1.18%高)の25,745.60ドル。ナスダック総合指数は前日比107.84ポイント高(1.09%高)の10,017.00。S&P500指数は前日比33.43ポイント高(1.10%高)の3,083.76。

NYダウ採用銘柄はゴールドマン・サックスやダウ、JPモルガン・チェースなどが買われ、レイセオン・テクノロジーズやボーイング、インテルなどが売られた。指数を構成する30銘柄中、上昇は22銘柄、下落は8銘柄。

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