9月24日の米国株式市場でNYダウは前日終値を挟んだ展開で、小幅高で取引を終えた。
セールス・フォースとウーバー・テクノロジーズが買われた。

一方、ナイキは新型コロナウイルスの影響でベトナム工場が閉鎖されているため、製品供給不足から通期の売上高予想を下方修正したことで売られた。

中国人民銀行が、中国で暗号資産(仮想通貨)の交換や情報仲介などを全面的に禁止すると発表した。
ビットコインなど仮想通貨は経済や金融秩序を乱し、資金洗浄(マネーロンダリング)や違法な資金調達、詐欺など違法な犯罪活動を生んでいることが理由。
これを受け、NY証券取引所ではBITマイニングが売られ、ナスダックではライオット・ブロックチェーンやマラソン・デジタル、コインベースといった仮想通貨関連やマイニング関連が下落した。

ナスダックは反落して始まり、その後下げ幅を縮めた。
モデルナやビオンテック、ノババックスといったワクチン関連が売られ、半導体関連のエヌビディアや仮想通貨関連のコインベースが安い。
半面、テスラとフェイスブック、コストコが買われた。

NYダウ工業平均は前日比33ドル(0.10％)高の34,798ドル。ナスダック総合指数は前日比4ポイント(0.03％)安の15,047。S＆P500指数は前日比6ポイント(0.15％)高の4,455。　
　　
NYダウ採用銘柄はセールスフォースやビザ、アメリカン・エキスプレスなどが買われ、ナイキやダウケミカル、アムジェンなどは売られた。上昇は16銘柄、下落は14銘柄。