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コラム2021年3月16日

【本日のマーケット】3月16日(火)

3月16(火)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは昨年8月以来となる7日続伸。3月のNY連銀製造業景況指数は17.4と2月の12.1から上昇し、市場予想の15を上回った。ホームセンターのホームデポや百貨店のメーシーズなどの消費関連、クルーズ船のカーニバルやデルタ航空などが買われた。NYダウは174ドル高(0.53%高)の32,953ドル。ナスダックではテスラやアップル、エヌビディアが買われ反発。ナスダック総合指数は前日比139ポイント高(1.05%高)の13,459ポイント。

本日の東京市場は、今夜のFOMCを控えもみあいでのスタート。小動きでの推移だったが、10時以降上げ幅を拡大し、一時2月25日以来の3万円台回復となった。その後は上値が重くなるも、堅調推移となり日経平均は6日続伸。TOPIXは年初来高値を更新し、1991年5月以来の水準に到達。大引けの日経平均は154円高の2万9921円。売買代金は2兆9,091億円。TOPIXは12ポイント高の1,981ポイント。

新興市場も堅調展開。ジャスダック平均は8日続伸。シンバイオ製薬や田中化研が買われ、出前館が反発。大塚家具は大幅続伸。一方で、山王は6日ぶりに反落。マザーズ指数は反発。QDレーザやBASE、メルカリ、colyが買われ、Pアンチエイジは通期業績予想を上方修正しストップ高。対して、GAtechは第1四半期が赤字決算で急落。居酒屋の海帆は債務超過に伴い、株主優待を縮小したことで売られた。

チャート上では、2月25日以来の3万円大台乗せ。6日続伸となり、5日移動平均線と25日移動平均線のGCが間近となった。

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岡三証券 高田創エグゼクティブエコノミストに聞く
日本証券新聞3月17日(水)紙面1面TOP記事掲載

“雪の時代”過ぎ マインド変化へ あと一息 どうなる 金融政策「点検」と日銀ETF買い

16日の日経平均は前場中に3万円回復する場面があり、TOPIXも連日の高値。とは言うものの、一気に上値を追うムードに乏しいのは、今週中に米日金融会合を控えるためだ。とりわけ18、19日の日銀金融政策決定会合では、ETF(上場投信)買い入れを含めた「金融政策の点検」が行われる。どのような見直しが行われ、そして、その意味するところは…。金融審議会はじめ各種政府委員を歴任してきた、岡三証券グローバル・リサーチ・センター理事長の高田創エグゼクティブエコノミスト(写真)に話を聞いた。

――ETF買い入れで、「上限12兆円」は残し「原則6兆円」を撤廃との観測報道が盛んだ。

「私もそう思う。ただし、これは“出口戦略”ではない。少なくとも、黒田東彦総裁任期(2期・10年)の残り2年間は安定的に続けられるよう、長期戦に適した体制への微調整との位置付けとなろう。上限12兆円を残すのは、『やる時はやる』という意思表示だ」

――長期金利変動幅(0%を中心に上下各0.2%まで許容)の拡大は。

「最近の米国長期金利急上昇を踏まえれば、表立った変更は控えるとみる。市場の火に油を注ぐことにもなりかねず、年度末を前に波風を立てることもあるない。マイナス金利深堀りにしても、実施の余地があることを示すにとどめるのでは」

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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3月16日(火)☆[概況/大引け]

日経平均は6日続伸だが、FOMC控え上値重い。半導体関連と海運、空運が買われ、バイオジェット燃料完成でユーグレナ急騰。楽天と鉄鋼は反落

大引けの日経平均は29,921.09円の154.12円高、TOPIXは1,981.50ポイントの12.77ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,530、値下がり銘柄数は592。出来高は14億1,937万株、売買代金は2兆9,091億円。
日経平均は6日続伸となり、一時3万円乗せの場面もあったが、今晩の米国でFOMCが開催されるため、上値は重たかった。

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