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コラム2020年12月24日

【本日のマーケット】12月24日(木)

12月24(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは反発。ワクチン普及への期待から、一時277ドル高となったが、トランプ大統領が2021年度の国防予算の大枠を定める総額7,400億ドルの国防権限法案に拒否権を行使したため、取引終了にかけて伸び悩み。NYダウは前日比114ドル高(0.38%高)の3万129ドル。ナスダックは反落。Web会議システムのズームビデオや動画配信のネットフリックスが売られた。ナスダック総合指数は前日比36ポイント安(0.29%安)の1万2,771ポイント。

本日の東京市場は、米国の追加経済対策はトランプ大統領が法案署名を拒否しても議会が3分の2以上の賛成多数で再可決すれば成立するため、不安心理が和らぎ日経平均は続伸でのスタート。寄り後に、239円高の2万6,764円まで上昇を見せたが、その後は徐々に上げ幅を縮める展開。クリスマス休暇で海外投資家の参加が限られており薄商いが継続。大引けの日経平均は143円高の2万6,668円。売買代金は1兆6,122億円と連日の2兆円割れ。TOPIXは9ポイント高の1,774ポイント。

新興市場は共に続伸。ジャスダック平均は続伸。大日光エンジとドーンが買われ、日本フォームサービスがTOB発表で急騰。一方で極東産機、まぐまぐ、アサカ理研は下落。マザーズ指数も続伸。引き続き直近IPO銘柄が人気を集め、ウェルスナビや、いつも、ブレイド、ココペリが上昇。トランスジェニックは新型コロナウイルス向け抗体を来年1月下旬に発売することでストップ高。サイジニアは2日連続のストップ高。対して、交換できるくんと、かっこは下落。

本日のIPOは2銘柄。ジャスダック上場で、市場・技術調査レポート販売を行うグローバルインフォメーション(4171)は公開価格比2.1倍で初値形成。また、マザーズ上場の東京通信(7359)は公開価格比1.9倍の2,484円で初値形成。同社はアプリ事業を展開している。(※IPO情報は【動画】IPO情報局で配信中)

チャート上では、薄商いの中で5日移動平均線(2万6,621円)を回復。目先の底割れは回避した格好。

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日経平均 “黄金週”到来
日本証券新聞12月25日(金)紙面1面TOP記事掲載

12月24~29日は勝率65%(195勝105敗) 選別のカギは「個人保有比率」

株式市場にとっての“黄金週”が巡ってきた。1949年戦後東証再開来の「日付別日経平均騰落(勝敗)」で見ると、12月24~29日は表の通り合計195勝105敗。実に勝率65%に達する。なお、勝率6割の日が3日以上続くのは、この年末時期と、(半期末を挟む)6月28日~7月1日の年2回だけだ。

戦後の日別日経平均騰落
日付 勝敗 勝率
12月24日 32勝20敗 61.54%
12月25日 36勝20敗 64.29%
12月26日 42勝16敗 72.41%
12月27日 33勝24敗 57.89%
12月28日 39勝17敗 69.64%
12月29日 13勝8敗 61.90%
合計 195勝105敗 65.00%
(1949~2019年)

市場では“掉尾(とうび)の一振”と称される年末高がなぜ生じるのか。季節習性に詳しい東海東京調査センターの隅谷俊夫チーフマーケットアナリストは「米国株が上がりやすい時期」であることを背景に挙げる。「例年、クリスマス商戦が盛り上がり(今年もオンライン商戦は過去最高)、10月末のミューチュアルファンドなど決算を通過したファンドからの新規資金も流入してくる」ためとしていた。

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今日の市況概況
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12月24日(木)☆[概況/大引け]

薄商いだったが続伸。政府が明日、「グリーン成長戦略」を発表するため、クリーンエネルギー関連が高い。ソフトバンクGとSBIは下落

大引けの日経平均は26,668.35円の143.56円高、TOPIXは1,774.27ポイントの9.06ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,468、値下がり銘柄数は615。出来高は8億7,840万株、売買代金は1兆6,122億円。
海外投資家がクリスマス休暇の影響で薄商いだったが、日経平均は続伸となった。
米国の追加経済対策はトランプ大統領が法案署名を拒否しても議会が3分の2以上の賛成多数で再可決すれば成立するため、不安心理が和らいだ。

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