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コラム2021年11月22日

【本日のマーケット】11月22日(月)

11月22(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは3日続落。 オーストリアが新型コロナウイルス感染者の急増を受け、全国民に外出制限を課す部分的ロックダウンを導入するとの発表が警戒された。ドイツも感染拡大が懸念されており、欧州景気の回復が遅れると不安視された。NYダウは268ドル(0.75%)安の35,601ドル。対してナスダックは続伸し、終値で初の1万6,000ポイント乗せとなった。テスラとルーシッド、リビアンが買われ、半導体のエヌビディアとマイクロン、ワクチンのモデルナ、燃料電池のプラグパワーが買われた。NASDAQ総合指数は前日比63ポイント(0.40%)高の16,057ポイント。S&P500指数は前日比6ポイント(0.14%)安の4,697。

本日の東京市場は、欧州の感染拡大でNYダウが下落したことや、日本は明日の祝日を控えているため、手控えムードから反落でのスタート。一時、203円安となったが2万9,500円近辺では下げ渋りを見せて徐々に下げ幅を縮める展開となった。後場に入って、13時30分前に先物にまとまった買いが入り、プラス圏に浮上。その後も堅調に推移し、小幅ながら続伸となった。大引けの日経平均は28円高の2万9,774円。売買代金は2兆3,720億円。TOPIXは1ポイント安の2,042ポイント。

新興市場も共に反発。JASDAQではシライ電子とジェイテックがストップ高となり、オービスは業績上方修正でストップ高。リチウムイオン電池関連の田中化研が高い。対して、トレードワークスは下落。マザーズ総合指数は1%超の上昇。リアルワールドとCCTが大幅続伸。アールプランナーは来年1月末に1対4の株式分割を発表しストップ高。一方、こども庁の22年度設置が暗雲と報じられ、ベビーカレンダーは売られた。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陽線となり5日移動平均線上に位置。

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「最高値銘柄の大株主企業」に着目
日本証券新聞11月24日(水)紙面1面TOP記事掲載

京成、TBS、富士通など保有株式資産が急膨張中

TBSHD(9401・週足)

全般もみ合い商状のなかでも、「強い銘柄はどこまでも強く」が昨今の風潮。GMO―PG(3769)新光電気工業(6967)などが最高値、NTTデータ(9613)も実質ベースで21年ぶりの高値に買い進まれた。これらの銘柄に共通するのは“親子上場子会社”ということになるが、ここではちょっと違った観点に着目してみたい。

①GMO―PGの時価総額(19日現在、以下同)は1兆2,371億円。となれば、この株を40.6%保有するGMOインターネット(9449)の保有分は5,000億円強ということになるが、そのGMOインターネットの時価総額は、これを下回る3,496億円にすぎない。②新光電気工業株式の50%を保有する富士通(6702)はどうか。

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今日の市況概況
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11月22日(月)☆[概況/大引け]

オーストリアの行動制限で朝方は売られたが、後場は小幅高。海運や保険が高い

大引けの日経平均は28円高の2万9,774円、TOPIXは1ポイント安の2,042ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,054、値下がり銘柄数は1,023。出来高は10億6,538万株、売買代金は2兆3,720億円。
朝方はオーストリアの感染拡大と行動制限が警戒されたが悪影響は限定的で後場は小幅高に転じた。中間配当の再投資への期待が下支えとなった様子。

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