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コラム2021年12月21日

【本日のマーケット】12月21日(火)

12月21(火)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場で主要3指数は3日続落。オミクロン変異株の感染急拡大を受けて、世界経済フォーラム(ダボス会議)が来年1月開催を見送り、初夏に延期すると発表した。民主党のマンチン上院議員が19日、バイデン政権の経済政策の中核を占める2兆ドル(約230兆円)規模の税制・支出法案を支持しないと表明したことを受けて、ゴールドマン・サックスがGDP予想を下方修正したことも影響した。NYダウは433ドル(1.23%)安の34,932ドル。ナスダックも1パーセント超の下落。テスラやメタプラットフォームが売られ、ブロードコムとネットフリックスが買われた。NASDAQ総合指数は前日比188ポイント(1.24%)安の14,980ポイント。S&P500指数は前日比52ポイント(1.14%)安の4,568。

本日の東京市場は、昨日までの2日間で1,100円超の下落となっていたことから、リバウンドでのスタート。寄付きから2万8,000円台を回復し、その後も堅調な展開。米国半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーの第2四半期(12~2月)売上高見通しがアナリスト予想を上回り、時間外取引で買われたことも好感された。東京エレクトロンやアドバンテストなどの指数寄与度の高い、値がさハイテク株に買いが入り上げ幅を拡大。昨日の大幅下落分をほぼ取り戻す格好となった。大引けの日経平均は579円高の2万8,517円と大幅反発。売買代金は2兆3,405億円。TOPIXは28ポイント高の1,969ポイント。

新興市場も反発。JASDAQはもみ合い。アミタやシライ電子が反発し、環境管理が高い。東映アニメは調整が継続し、イメージワンは大幅続落となった。マザーズ総合指数は連日で年初来安値を更新。マザーズは反発。FFJは東証1部昇格が決まり急反発となった。リアルワールドは12月中旬に菊池社長がブログで「時価総額10倍にする」と表明したことで買われた銘柄だが反発。一方、直近新規公開株のグローバルセキュやJDSC、ヒュウガプライマは売られた。

チャート上では、陽線となり、5日移動平均線(2万8,505円)を回復。明日以降に可能性を感じさせるチャート形状となった。

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要注目「キャッシュリッチ割安株」
日本証券新聞12月22日(水)紙面1面TOP記事掲載

ジェットコースター相場を乗り切るために

“ジェットコースターな日々”が続く。16日606.60円高、17日520.64円安、20日607.87円安に続いて、21日も579.78円高だ。終値で500円幅の騰落が3日以上連続したのは、昨年3月24~27日(3日間)、今年4月20~22日(4日間)に続いて、コロナ以降でもまだ3回目。21日の急反発は(オミクロンならぬ)米マイクロン好決算を受けた値がさ半導体関連高が原動力となったが、不安定な地合いは今後もまだまだ尾を引くことになりそうだ。

とはいえ、今年の日経平均を振り返ると、基本的に2万8,000~3万円中心の往来相場を続けてきた。実態面を勘案すれば、ずるずると底割れする展開も想定しづらく、当面は突っ込んだ場面の押し目買い(噴いたところは一部利食いも)といった機敏な対応が求められよう。押し目買い候補として、ここでは「キャッシュリッチな割安株」に着目してみたい。

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今日の市況概況
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12月21日(火)☆[概況/大引け]

米マイクロンの売上見通しを好感。半導体関連の他は任天堂や海運株、塩野義製薬が高い

大引けの日経平均は579円高の2万8,517円、TOPIXは28ポイント高の1,969ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,673、値下がり銘柄数は430。出来高は10億1,566万株、売買代金は2兆3,405億円。
日経平均は反発。前日の米国株は3日続落となったが、米国半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーの第2四半期(12~2月)売上高見通しがアナリスト予想を上回り、時間外取引で米株指数先物が上昇したことが支えとなった。

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