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コラム2021年12月22日

【本日のマーケット】12月22日(水)

12月22(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場で主要3指数は4日ぶりに大幅反発。NYダウは3日間で995ドル下落したため、リバウンド狙いの買いが入ったことや、食品医薬品局(FDA)がファイザーとメルクがそれぞれ開発した新型コロナウイルス感染症治療の飲み薬を週内にも承認する意向と報じられたことも好感された。ボーイングは宅配・航空貨物大手のUPSから貨物航空機「767」を19機受注したことで買われた。ナイキは9~11月期の売上高がアナリスト予想を上回ったことで上昇。NYダウは560ドル(1.60%)高の35,492ドル。ナスダックは2.4パーセントと大幅反発。マイクロン・テクノロジーが売上見通しが好調で大幅高となり、エヌビディアとAMDも買われた。NASDAQ総合指数は前日比360ポイント(2.40%)高の15,341ポイント。S&P500指数は前日比81ポイント(1.78%)高の4,649。

本日の東京市場は、小幅続伸でのスタート。寄付き直後に156円高の2万8,673円まで買われたが、海外の市場参加者がクリスマス休暇入りとなり、上値を買い進む主体は見られず売買高も減少傾向。ちょうど25日移動平均線で跳ね返され、2万8,500円前後での推移となった。大引けの日経平均は44円高の2万8,562円と小幅続伸。売買代金は1兆9,894億円と2兆円割れ。TOPIXは1ポイント高の1,971ポイント。

新興市場も続伸。JASDAQではアミタが大幅続伸。カルナバイオは大日本住友製薬と共同研究期間延長で急騰。対して、東映アニメと田中化研、ハーモニックは売られた。マザーズ総合指数は3.47%の大幅上昇。FRONTEOは米社と協業開始で買われた。くふうカンパニーは子どもとおでかけ情報サイト「いこーよ」運営会社を持ち分法適用関連会社とすることで高い。一方で、直近新規公開株のJDSCとヒューガプライマが急反発。サイエンスアーツは下落。

チャート上では、25日移動平均線(2万8,670円)で頭を抑えられた格好。市場エネルギーも細っており、上値の重さが感じられる。

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話題を呼ぶ片倉“新大株主”
日本証券新聞12月23日(木)紙面1面TOP記事掲載

400年の歴史を経て…、「東インド会社」東京市場デビュー!?

片倉工業(3001・日足)

21日の米国株は急反発となったものの、既に前日の大幅高で先取り買いを経ていた22日の東京市場は一転、凪の様相を呈した。東証1部高値銘柄数も13にとどまったが、なかで15年ぶりの高値に買われたのが、TOB(株式公開買い付け)実施中の片倉工業(3001)だ。一時3.49%高まで買われ、TOB価格2,150円に対して15%高の水準に達してきた。

発端となったのは21日のリリース。もともと同日はTOB最終日だったが、立会中に筆頭株主の異動、そして引け後にTOB期間の延長などを発表している。

前者は、香港のヘッジファンド、オアシスマネジメントカンパニーの保有株がすべて「鹿児島東インド会社」に異動するというもの。少し前の日本経済新聞に、「東インド会社(ザ・イースト・インディア・カンパニー)」の商標やロゴを買収したインド人経営者の話題が報じられていたが、この人を食ったようなネーミングの会社は、光通信(9435)創業者一族の資産管理会社「テツ」(重田哲夫氏)、「マサ」(重田将光氏)、「ミツ」(重田光時氏)が統合してできたもので、光通信の第2位大株主だ。

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今日の市況概況
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12月22日(水)☆[概況/大引け]

戻り売り圧力やクリスマス休暇の影響で小動き。ソニーGや日航が買われ、ERIはストップ高。海運一服、日本オラクルが安い

大引けの日経平均は44円高の2万8,562円、TOPIXは1ポイント高の1,971ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,147、値下がり銘柄数は911。出来高は8億7,492万株、売買代金は1兆9,894億円。
戻り売り圧力や海外投資家のクリスマス休暇の影響で日経平均は小動きだった。

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