4月28日(火)のマーケット
4月27日のNYダウは3日続落、ナスダックは小幅続伸。フィラデルフィア半導体株指数は19日ぶりに反落したが、エヌビディアは最高値を更新した。4月29日に大手クラウド事業者(ハイパースケーラー)のアマゾン、アルファベット(グーグルの親会社)、マイクロソフト、メタプラットフォームズが決算発表を行う。決算説明において、データセンターに対する積極的な設備投資の計画が披露された場合に備えて、エヌビディアには先回り買いが入った。NYダウは前日比62ドル(0.13%)安の49,167ドル。NASDAQ総合指数は前日比50ポイント(0.20%)高の24,887、S&P500指数は前日比8ポイント(0.12%)高の7,173。
日銀決定会合で政策金利は据え置かれたが、利上げ主張が3月の1名から3名に増えたため、警戒感から日経平均は下げ幅を拡大した。ただし、プライム市場では上昇銘柄数の方が多く、TOPIXは小幅高で下落を回避した。アドバンテストは今期予想がアナリスト予想に届かず売られた。アームの株価下落でSBGが安い。次回の利上げ観測から銀行株が買われた。きんでんは自社株買いと増配でストップ高。ティラドは大幅増配でストップ高。
スタンダード市場では、AIサーバー用銅張積層板成型用真空プレス装置の北川精機が急騰した。半導体パッケージ基板検査装置のインスペックがストップ高。コンテンツ関連のデータサービスのソケッツは業績予想上方修正で3日連続ストップ高。AIメカテックは反落。
グロース市場では、アーキテクツSJが5日続伸。17日の決算発表で今期は8期ぶりの黒字化予想。DMPはインドのドローン技術企業と連携でストップ高。モダリスは筋ジストロフィー治療薬の前臨床試験で遺伝子抑制確認を好感。建設業界向け技術者派遣のナレルが安い。
日足チャート上では、下ヒゲを伴う陰線。寄付き後が高値となり徐々に下げ幅を広げた。6万円の大台を維持出来ずに大引けを迎えたが、5日移動平均線(5万9779円)がサポートとして機能しており、底堅さがうかがえる。昨日までとは真逆の展開で、値上がり銘柄数が80%以上となりTOPIXは上昇。対して指数寄与度の高い半導体関連が売られたため日経平均は安く、NT倍率は15.8倍と前日の16倍台から急速に縮小となった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【始まったのか?“Tの逆襲”】
日本証券新聞4月30日(木)紙面1面記事掲載
東京市場はAI関連だけじゃない!
果たして“TOPIXの逆襲”は始まったのか。
28日は久々に「日経平均下落/TOPIX上昇」となった。この組み合わせは3月27日以来1カ月ぶりのことだ(逆パターンなら今月4回見られたが…)。ともあれ日経平均が異様とも言える強さを見せたのが特に前週来の展開だ。日経平均が821.18円高で連日の最高値、未到の6万円乗せとなった27日の展開などは象徴的だろう。プライム市場の下落銘柄数は7日連続で上昇銘柄数を上回り、最高値を付けたはずの日経平均の構成銘柄でも、ほぼハイテク系で15銘柄が高値更新する一方、日本製鉄、トヨタ、キヤノン、任天堂、イオン、JR東日本、JALなど26銘柄が年初来安値に売られている。一将功なりて万骨枯る、ITバブル期を彷彿(ほうふつ)とさせる歪(いびつ)さと言えようか。
それもそのはず、20日から27日までの6営業日で日経平均は2,061.46円高したが、このうちSBGの上昇寄与度が「1,059.56円分」、アドバンテストが「876.13円分」。この2銘柄だけで全体の93.8%分に達する。もちろん東エレクやフジクラ、ファナックなどの寄与も少なくないため、逆に言えば、“その他大勢”はむしろマイナスだったということになる。実際、この間に日経平均が3.52%高する一方、TOPIXは0.67%安となった。
・・・続きは紙面・Digital版で!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4月28日(火)☆[概況/大引け]
日銀のフォワードガイダンスから「改善」の文言が抜け落ちた

大引けの日経平均は619円安の5万9,917円、TOPIXは36ポイント高の3,772ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,168、下落銘柄数は355。出来高は26億7,810万株、売買代金は9兆4,819億円。
日銀決定会合で政策金利は据え置かれたが、利上げ主張が3月の1名から3名に増えたため、警戒感から日経平均は下げ幅を拡大した。
BNPパリバ証券では、日銀の「展望レポート」が前回1月は「経済・物価情勢の改善に応じて」利上げするとしていたが、今回は「経済・物価・金融情勢に応じて」とされ、「改善」の文言が抜け落ちたと指摘、。
これは、景気が減速する下であっても、総合判断で利上げが可能であることが示唆されたため、6月の利上げの可能性が高いことを示すタカ派的な内容とみている。
日経平均は下落したが、東証プライム市場では上昇銘柄数の方が多く、TOPIXは小幅高のままで下落を回避した。
詳しくはコチラ
