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コラム2026年9月4日

【本日のマーケット】9月4日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

9月4日(金)のマーケット                                                                   

9月3日の米国株は続伸。ウォラーFRB理事が「最近のデータは、ディスインフレの兆しがようやく表れ始めたことを示唆している」「ディスインフレの状態で利上げは望ましくない」と語ったことを受けて、早期利上げ観測が後退し、金利は低下した。スノーフレークは通期の製品売上高見通しを引き上げ、AI支援コーディングツールの利用が急速に拡大していると明らかにしたことで急騰した。NYダウは前日比624ドル(1.18%)高の53,686ドル。NASDAQ総合指数は前日比366ポイント(1.40%)高の26,584、S&P500指数は前日比81ポイント(1.06%)高の7,747。

FRB理事が金利据え置き支持を述べ、米国金利が低下したため米FANG指数が約1カ月ぶりに最高値更新。ビジョンファンドの運用成績向上期待でSBGが買われた。キオクシアも高い。ニデックは調査委員会からの報告で品質不適切844件とされたが、5月に公表していた1000件超よりは少なかったため上昇した。バリューアクト・キャピタル関連の宝HDが高い。大手商社は反落。金利上昇一服でAI関連に物色が戻ったため、海運株は反落した。

スタンダード市場では、ブランジスタがSBI子会社の買い増し発表を受けてストップ高。米国で利上げ観測が後退しビットコインが上昇したためメタプラネットは高い。YEデジタルが反発。直近上場銘柄のビーエイブルが買われた。アイサンテクノロジーは反落しストップ安。

グロース市場では、テラドローンが反発。QDレーザは6日ぶりに反発。自動運転関連のモルフォは3日続伸だが、ティアフォーは7日ぶりに反落しストップ安。ティアフォーが下落したため、資金が他の直近上場銘柄に向かいエブリーがストップ高でチャットプラスも大幅高。

日足チャート上では、上下にヒゲを伴う陽線。5日ぶりの反発で、高値・安値共に昨日からは切り上げたが、5日移動平均線(6万5217円)には届かず。一目均衡表の雲が薄くなっているところなだけに、来週は上抜けを期待したいところ。週足では上下にヒゲを伴う実体線が短い陰線。上方に位置する13週移動平均線(6万7029円)と下方に位置する26週移動平均線(6万3019円)のレンジ内の推移が続いている。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。今週は金利動向に振り回された1週間でした。日経平均は木曜日の時点で64,000円台の前半ですが、このレベルでの PER は 17.2 倍。です。米国の 10年国債金利は 4.7%台にあり、日本の 10 年国債利回りは今週は一時 3.0%に達しています。金利上昇はまだ止まったとは言えません。

ベッセント財務長官のリフレ抑制発言もあり、これまでのような「高圧経済」を当てこんだ経済政策は修正を余儀なくされる可能性が高まりそうです。そうなれば株式のバリュエーションを押し上げる環境にはなりにくいと考えられます。

9月相場のスタートした株式市場は日経平均で 63,000〜65,000 円台を基底とした動きになるのではないでしょうか。ただし60,000 円の大台割れまでには至らないとも思います。

半導体・電子部品株から銀行・保険・商社・鉄鋼・機械・電力インフラへと、投資対象がかなり広がることが考えられます。

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【“いいものを高く”が日本の活路に 末澤豪謙金融財政アナリストに聞く
日本証券新聞 9月7日(月)紙面1面TOP記事掲載 

供給制約下での「戦略17分野」投資には 選択と集中が不可欠

財政制度等審議会や国の債務管理の在り方懇談会など多くの委員を歴任してきた著名な金融財政アナリスト、末澤豪謙(すえざわ・ひでのり)氏(写真)が8月末でSMBC日興証券を退職した。今から40年前、銀行に債券売買業務が解禁されたばかりの1986年春からは三井銀行の一番の若手としてディーラーを務めるなど、理論だけでなく、現場の売買実態などにも通じているところが同氏の強みでもある。日本経済の現状や今後などを中心に話を聞いた。(K)

――債券ディーラーに就かれた86年と言えば、前年秋の「プラザ合意」を経て、バブル相場に突き進んでいく時期だ。

「日銀金融緩和を背景に債券市場でもバブルが発生していた。国債発行額は既に当時の数倍となったが、現在は現先取引が大半を占めており、一般売買高ではなお、当時に及ばない。ディーリング業務を手掛けた5~6年間は相場感覚を磨くべく、株式市場も常に意識していた。あの頃は、ピーク時のNTT時価総額がニューヨークダウ30銘柄の合計に匹敵した」

――まさにバブルだ。

「不動産も暴騰し、皇居の土地でカリフォルニア州を、東京23区なら米国全体を買えるなどと言われていたものだ」

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今日の市況概況
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9月4日(金)☆[概況/大引け] 

AI半導体関連が買われた。宝HDも高い

大引けの日経平均は806円高の6万5,020円、TOPIXは1ポイント高の4,103ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は788、下落銘柄数は712。出来高は22億1,033万株、売買代金は8兆3,282億円。

FRBのウォラー理事は9月3日の講演で、「最近のデータは、ようやくディスインフレの兆候が見え始めていることを示唆している」「今後2週間の間に発表されるデータでもこの流れが続くなら、私はFF金利誘導目標を現行水準に据え置くことを支持する方向に傾くだろう」と述べた。
9月15日~16日のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げ観測が後退し、米国金利が低下したため、3日の「NYSE FANG+指数」(=NYSE米国ビッグテック10指数)は8月13日以来およそ1カ月ぶりに最高値を更新した。

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