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IPO2020年7月29日

新規上場紹介 インターファクトリー 8月25日 マザーズ クラウド型ECプラットフォームを提供

インターファクトリー(4057)が8月25日、マザーズに新規上場する。

クラウド型EC(電子商取引)プラットフォーム「ebisumart」の開発および保守サービスを提供している。

「ebisumart」は、次の3つの特性により、中規模から大規模のEC事業者に最適なソリューションを提供している。①「システムが古くならない」メリットとパッケージソフトの「他システムと連携ができる」というメリットの両方を備えており、クラウドサービスでありながら顧客の様々な要望に対応することが可能。②機能の追加やアップデートを毎週行っており、すべての顧客は常に最新・最適なサービスを利用できる。③インフラ環境を柔軟に変更することが可能。また、通常のセキュリティ対策に加え、通信の監視・ブロックを行うオプションも利用できる。

事業の内容は、システムの受託開発と運用保守の2つのサービスで構成している。

システム受託開発サービスは、システム導入に際してのカスタマイズに加えてシステム導入後についても、新たな機能追加などの依頼に応じて追加カスタマイズを行う。カスタマイズ業務についてプロジェクト・マネジメント制を採用。要件定義から設計、開発、テスト、納品まで同一のメンバーが担当することにより品質強化はもちろん、障害発生時の対応も迅速かつ効率的に行える体制をとっている。このサービスはカスタマイズ料という形で売り上げを計上している。

システム運用保守サービスは、顧客のサポートを専門に行うECコンシェルジュによる保守サービス、セミナーの開催やコンサルティングなどの各種サポートサービス、機能の追加、更新、修正などによる最新・最適なサービスを提供している。このサービスは月額利用料という形で売り上げを計上するストック型ビジネス。

今後は「ebisumart」のシステムの継続的なアップデートを行っていく。機能追加、品質向上、セキュリティ強化に取り組むとともに、ブランド戦略、先端技術の開発、セールス・生産体制それぞれの強化を行う。

また、「ebisumart」上にECに特化したアプリ連携サービス「AppConnect」を展開。これを通じてパートナー企業とのアライアンスを強化し、手数料売り上げの拡大を見込む。パートナープログラム「ebisumart ecosystem」を軸にしてオープンプラットフォーム化を推進。パートナー開拓を通じた事業規模の拡大を図る。

2021年5月期は売上高21億2,100万円(前期比15.9%増)、経常利益1億8,200万円(同12.2%増)の予想。システム受託開発については売上高8億9,100円(同24.8%増)、システム運用保守は売上高11億7,800万円(同8.8%増)を見込む。ほかに、提携先企業のサービス紹介などのその他売上高がある。

概要

●事業内容=クラウド型ECプラットフォーム構築事業
●本社=東京都千代田区富士見2-10-2
●代表者=蕪木登代表取締役社長兼CEO
●設立=2003年6月
●上場前資本金=1億1,640万円
●発行済み株式数=368万6,000株(上場時)
●筆頭株主=蕪木登(上場前46.63%)
●公募株式数=46万6000株
●売出株式数=50万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が14万4,900株)
●仮条件=8月6日に決定
●ブックビル期間=8月7日から14日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、SBI、いちよし、丸三、松井

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.5 1,502 85 16.78 0
2020.5(見込み) 1,830 162 32.18 0
2021.5(予) 2,121 182 34.89 0
※単位100万円、1株利益は円

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