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IPO2021年7月6日

新規上場紹介 デリバリーコンサルティング 7月29日 マザーズ 「What志向」でDX化支援

デリバリーコンサルティング(9240)が7月29日、マザーズに新規上場する。2003年の設立。翌年、メディアシーク(4824・東マ)に第三者割当増資を行い、同社の連結子会社となる(上場前のメディアシークの持株比率は27.75%)。

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している。ITシステムの導入をどう進めるかという「How志向」から、デジタルによってどんな事業・ビジネスを生み出すかという「What志向」に向かい、DX本格化時代が始まっていると考えている。

提供しているのは、①DX全般におけるデジタル化の構想やシステム開発を中心に推進する「デジタルマイグレーション」=「構想」②企業のデータ活用を略戦的に進める「データストラテジー」=「進行」③企業の業務効率化のためのITツールの導入を進める「インテリジェントオートメーション」=「実装」――という3つのサービス・ソリューション。

①は、「デジタルアーキテクト」=最適なテクノロジー選定とシステム全体像のデザイン、DXの構想づくりを支援。②は「デジタルPMO」=技術力と内製化支援でDXのスキマを補完、実装・自立につなげるDXに特化したPMO。③は、「クラウドインテグレーション」=AWS、Salesforce、Shopifyなどの主力テクノロジーで、DX環境を実装面で支援。

②は、「データアーキテクト」=IoTデータの収集やデータ管理品質など、インサイトの源泉となるデータの効率的な収集や管理を支援。「インサイドデリバリー」=モダンBIシステムの活用から性能改善まで、ビジネスの意思決定までを考えるインサイドの選出を支援。「AI&アナリティクス」=設計解析やNLGをBIシステムやWebアプリケーションと連携させ、業務現場でのデータ活用を支援。

③は、「業務自動化支援」「ipasロボ(業務自動化ソリューション)」「ライティング代行ロボ」(KA)

概要

●事業内容=テクノロジーコンサルティング
●本社=東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル
●代表者=阪口琢夫代表取締役社長
●設立=2003年4月
●上場前資本金=2,902万5,000円
●発行済み株式数=453万4,000株(上場時)
●筆頭株主=阪口琢夫(上場前48.41%)
●公募株式数=15万株
●売出株式数=98万8,000株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が17万700株)
●仮条件=7月9日に決定
●ブックビル期間=7月12日から16日まで
●引受証券= SMBC日興(主幹事)、SBI、みずほ、東洋、いちよし、楽天、極東、松井

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.7 1,148 9 2.51 0
2020.7 1,509 126 31.35 0
2021.7(予) 1,794 234 40.68 0
※単位100万円、1株利益は円

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